廃空港の意外な活用法 跡地にニュータウン、発電所、ラム酒工場… 羽田でも進む計画

滑走路をそんな用途に…

 南大東空港や鹿児島空港の場合は「移転」でしたが、代替空港が設けられず廃止されたケースもあります。そのひとつが鹿児島県枕崎市の枕崎空港(枕崎飛行場)です。同空港は1991(平成3)年に、セスナなど小型機の発着を想定した地域空港(コミューター空港)として開港しましたが、利用者は低迷。2013年、22年の歴史に幕を閉じました。

 それに際し、市は跡地にメガソーラー(大規模太陽光発電所)を誘致。約800mの滑走路に、太陽光パネルが並べられました。空港跡地を活用したメガソーラー事業は全国初。旧空港ターミナルビルは、発電所の学習スペースや天文観測所として使われています。

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羽田空港全景。「跡地」は3つにゾーン分けされており、第1、第2ゾーンは開発が始まっている。第3ゾーンは国際線ターミナルの拡張などに利用される予定(画像:大田区)。

 ちなみに現在、羽田空港でもその「跡地」の再整備が進められています。羽田空港は歴史的に、沖合へと拡張を繰り返し、その過程で滑走路やターミナルビルも内陸側からより海側へ移転しています。これにともなって使われなくなった跡地も発生しており、利用方法が議論されてきたのです。

 このうち、京急と東京モノレールが接続する天空橋駅周辺の「第1ゾーン」には、先進的な研究開発に取り組む企業・団体を誘致することを想定した研究開発施設、医療センター、イベントホール等が入る複合施設などが建設されます。2018年秋から徐々に工事が始まっており、2022年にオープンの予定です。国際線ターミナルに近い「第2ゾーン」では、ホテルをメインとした複合施設が2018年4月に着工。第1ゾーンより2年早く、2020年の竣工が予定されています。

【了】

※記事制作協力:風来堂

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コメント

3件のコメント

  1. 名古屋空港の国際線ターミナルも5年くらいしか使われなかったよ。
    今ではショッピングモールになったけど、そっちの方が長いくらいだ。
    隣接していた駐機場跡には映画館とか博物館ができて、かつて飛行機が停まっていたあたりに駐車場ができている。

    • なんかあえて物凄く空港感?残したショッピングモールになってるようで。
      一度訪ねてみたい。

  2. セントレアが廃空港になったらどう活用されるのか
    探究心が掻き立てられる