あると逆に危険? 「必要性の低い信号機」撤去進む 意見の募集も

そもそも必要があって設置されたのでは…?

――そもそも、必要があって設置されたものではないのでしょうか?

 もちろんそうですが、環境も変化しています。たとえば、撤去した信号機のひとつに、高速道路ICの出口に設置されていたものがあります。設置当時はそのICが終点で、通行車両も多かったのですが、高速道路の延伸で途中のICになったことで状況は変わりました。ほかにも、学校の前に設置されている信号機が、廃校によりあまり使われなくなるといったケースもあります。

 また、(2015年に)信号機の設置指針が警察庁から示されたことも、撤去の検討が進んだ大きな要素のひとつです。それ以前は統一的な指針がなく、地元の要望や担当者の感覚で設置される側面もありました。

※ ※ ※

 警察庁が示した「信号機設置の指針」では、主道路(交差点に接続する道路のうち幅や交通量が大きいほう)の1時間あたり往復交通量が最大300台以上であること、隣の信号機との距離が原則150m以上離れていること、などの条件に合致する場合に「信号機の設置」を、合致しない場合は「撤去を検討」するものとしています。

 背景に存在するのが信号機の老朽化問題です。警察庁は、2015年の段階で全国およそ20万ある信号機のうち2割にあたる約4万基が、耐用年数である設置後19年を超過しているとしていました。このため、信号機を更新するだけでなく、信号機そのものの数を減らす取り組みが全国で進められているのです。

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信号機を撤去し、一時停止の規制やカラー舗装などで代替する例がある。写真はイメージ(画像:photolibrary)。

 岐阜県警によると、信号が撤去された箇所では主に、一時停止の規制が導入されているといいます。信号機は点検も専門の業者が行う必要がありますが、標識や道路標示であれば警察官でもできるといい、維持管理上のメリットも大きいとか。

 ちなみに、岐阜県警は老朽化問題が顕在化する以前から信号機の更新を進めており、2018年3月末時点で更新基準を超えたものの割合は全体の約2%とのこと。これは全国で最も低い値だそうです。必要に応じて信号機の新設も行っており、2018年に4基設置したといいます。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. そもそも青信号に成らない【→矢印】信号が増えすぎてしまって
    アレ何なの?と言う感じはする。