山手線で「自動運転」試験、終電後に実施へ 「ヘッドアップディスプレイ」もテスト

運転士が乗らない自動運転の実現に向け、JR東日本が走行試験を行うことになりました。年末年始に山手線で実施されます。

運転台の窓に運転情報を表示する機能も

 JR東日本の深澤祐二社長は2018年12月4日(火)、山手線で自動列車運転装置(ATO)などの走行試験を行うと発表しました。

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高性能ATOの走行試験が行われる山手線のE235系(2015年9月、恵 知仁撮影)。

 運転士が乗らない自動運転(ドライバーレス運転)は、踏切がない全線高架橋の新交通システムなどで実用化されています。しかし、普通の鉄道では踏切での自動車との衝突など、想定外のトラブルや事故への対応が難しく、営業運転での本格的なドライバーレス運転は実現していません。

 JR東日本のグループ経営ビジョン「変革 2027」では、運転士が乗らずに自動運転を行う「ドライバーレス運転」の実現を掲げており、これに対応したATOの開発が進められています。JR東日本によると、開発中のATOは自動運転機能に加え、列車の遅れなどさまざまな運転条件に対応した高性能タイプといいます。

 高性能タイプのATOの試験は2018年12月29、30日の終電後と、2019年1月5、6日の終電後に実施。山手線で使われている車両のうち、新型車両「E235系電車」の11両×1編成を使用し、加速や減速など車両の制御機能と乗り心地の確認を行います。

 走行試験が行われるのは山手線の全線(34.5km)。山手線には踏切が1か所だけありますが、深澤社長は会見で「今回の試験は車両側の試験だけです。踏切装置などの試験は今回行いません」と話しました。自動運転の具体的な導入スケジュールも未定です。

 このほか、「ヘッドアップディスプレイ」の試験も同時に行われます。これは運転に関する情報を、運転台の窓に直接投影して表示するもの。今回の試験では投影された情報がどのように見えるかを調べる視認性試験が行われます。JR東日本は「運転士が運転に関する様々な情報をより安全に得られるようにするため、ヘッドアップディスプレイの試験を行い、その評価及び課題の抽出を行います」としています。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. 少し前、元新幹線の運転士さんがインタビューで
    「機械なんかでは我々と同じ技はできない」と断言していた
    1年も経たずに上記のニュースが流れると、反対する声があちらこちらから
    運転手になりたい中高生マニアが怒っているのだろうか?人間至上主義の老人か?
    クルマですら世界中で自動運転の開発競争が起きているのだから当然の事
    ただのレバー操作で30年後も安泰だと思うと後になって後悔しますよ?

  2. マニアをからかって楽しんでるお前こそ程度が知れるぞ。

    • 図星ですぐカッとなる 現実を素直に受け入れましょうね~