初の直通定期特急「富士回遊」3月新設 新宿から富士急行線へ、毎日2往復

JR東日本と富士急行が、新宿~河口湖間に毎日運転の直通特急「富士回遊」を新設します。

「あずさ」新型のE353系を使用

 JR東日本と富士急行は2018年12月14日(金)、来年3月16日(土)に予定しているダイヤ改正で、特急「富士回遊」を新設すると発表しました。

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富士山と、特急「富士回遊」に使われるE353系電車(画像:富士急行)。

 運転区間は新宿~河口湖間です。JR中央本線の新宿~大月間は特急「かいじ」に連結。大月駅(山梨県大月市)から河口湖駅(山梨県富士河口湖町)までは、富士急行線を走ります。途中の停車駅は、立川、八王子、大月、都留文科大学前、富士山、富士急ハイランドです。

 車両は特急「あずさ」などの新型E353系電車(3両編成)が使われます(臨時列車はE257系電車)。本数は1日2往復。時刻は次のとおりです。

●下り
・1号
新宿8時30分発→大月9時42分発→富士山10時14分着→河口湖10時22分着
・3号
新宿9時30分発→大月10時42分発→富士山11時14分着→河口湖11時22分着

●上り
・16号
河口湖15時05分発→富士山15時13分発→大月15時48分着→新宿16時58分着
・20号
河口湖17時38分発→富士山17時46分発→大月18時21分着→新宿19時27分着
※特急「かいじ16号・富士回遊16号」「かいじ20号・富士回遊20号」は、2019年4月中旬ごろまで、大月~新宿間で時刻変更予定。

 特急料金(駅で購入する事前料金)は、新宿~富士山、富士急ハイランド、河口湖間が1600円(子ども900円)、新宿~都留文科大学前間が1400円(同800円)。列車や座席を指定する指定席特急券も、乗車日と区間のみを指定する座席未指定券もこの値段です。自由席は設定されません。なお、富士急行線内のみを利用する場合は、座席未指定券が発売されます。また、河口湖~富士山間は乗車券のみで空席を利用できます。

 富士急行によると、JR線から直通する特急列車を毎日運行するのは、今回の「富士回遊」が初めてです。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. これもネーミングに難ありだな ゆき・かえり 同じルートなのに何故「回遊」?