伊豆急行の100系電車、2019年7月に引退 団体貸切運転など実施へ

伊豆急行で、開業50周年記念として復活していた100系電車の引退が決定。それまでのあいだ、団体貸切運転などのイベントが行われます。

開業50周年で復活したクモハ103が引退

 伊豆急行は2018年12月27日(木)、100系電車が2019年7月に引退すると発表しました。

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伊豆高原駅に留置されているクモハ103(2018年9月、草町義和撮影)。

 100系は1961(昭和36)年、伊豆急行線の開業にあわせて登場し、2002(平成14)年まで営業運転に使われました。その後、車両の大半が解体されたなかで、事業用車両として残されていたクモハ103号車の1両が2011(平成23)年、伊豆急行開業50周年を記念して動態保存車(走れる状態での保存車)として復活しています。

 しかし伊豆急行によると、このクモハ103号車は、現在進めている安全設備の更新が困難になったことから、引退を決定したといいます。

 同社では、クモハ103号車が引退するまでのあいだ、記念イベントを開催。その第1弾として、2019年1月31日(木)から2月4日(月)までの5日間は、計9回の団体貸切運転を行います。

 電車は各回8人から56人までの参加者を乗せて、伊豆急下田~片瀬白田間を往復します。貸切料金は10万3000円です(運賃、乗車記念品を含む)。申し込み受付は2019年1月7日(月)15時から10日(木)17時まで特設サイトで実施。その後抽選のうえ、15日(火)に当選者が発表される予定です。

 伊豆急行は今後も第2弾、第3弾のイベントをはじめ、記念乗車券や記念グッズの販売などを実施していくとしています。

【了】

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