海自P-1哨戒機を飛ばす「精強」第3航空隊ってどんなところ? 司令に聞く役割、務め

韓国艦艇によりレーダーが照射されたと見られる問題について、はからずもその当事者となってしまった、P-1哨戒機を擁する厚木基地第3航空隊。そもそもどのようなところなのか、司令に話を聞きました。

「シーマンシップ」と「エアマンシップ」

 藤澤司令は「若い方々にはぜひ航空隊を目指して欲しい」と言います。

「正直に申し上げますと、私たち海上自衛隊の航空部隊は決してゆるやかで優しい職場ではなく、当然厳しい面もあります。また哨戒機は皆様の目に触れない遠いところで活動しているので、陸上自衛隊など災害派遣の現場へ直接出る部隊とは違って、『ありがとうございます』と感謝の言葉をいただいたりする機会があまり無く、若干の寂しさを感じる隊員がいるのも事実です。しかし、だからこそ『空を飛ぶという喜び』と同時に『自分の心のなかに誇りをもち、やるべきことをやる美学』というものを強く感じられる職場だと思います。もちろん警察にしても消防にしても、国や人のために役に立つ仕事に優劣はありませんが、私たちも崇高な仕事だという自負がありますので、ぜひ若い皆さんには私たち海上自衛隊航空部隊を目指していただき、一緒に働きたいと思っています」(藤澤司令)

「もっとも私はあと4年で定年ですが(笑)」と、藤澤司令はユーモアセンスを大切にする海上自衛官らしいひと言でインタビューを締めくくりました。

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第3航空隊司令の藤澤 豊1等海佐。防衛大学校卒業後、P-3Cの操縦士となり、各地の航空隊や海上幕僚監部での勤務を経て現在にいたる。厚木への赴任は4度目(関 賢太郎撮影)。

 船乗りとしての精神を表す「シーマンシップ」、飛行機乗りとしての精神を意味する「エアマンシップ」という言葉があります。このふたつを兼ね備えた藤澤司令率いる第3航空隊は、航空無線において使用される独自のコールサインとして「シー・イーグル(海鷲)」という名を持っています。まさに海の安全を守る哨戒機に相応しい名であると言えるのではないでしょうか。

 くしくも国際的な問題の渦中の部隊となり、その活動が国民に広く知られるようになった第3航空隊とP-1哨戒機。彼ら彼女ら2018年最後の飛行は12月31日、そして2019年最初の飛行は1月1日でした。隊員たちは交代しながら年末年始休暇を取得してはいますが、普段、我々の目が届かない洋上の「最前線」で活躍する「精強即応」の「シー・イーグル」は、今日も人知れずその任務に就いています。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 日頃の活動本当に心強いです。

    韓国軍によるレーダー照査問題は絶対に有耶無耶にしてはいけないと思います。

    韓国に対して厳しい制裁を課すべきです。

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