海自最新護衛艦「しらぬい」就役 三菱重工長崎造船所にて引渡・自衛艦旗授与式を挙行

三菱重工長崎造船所にて建造されていた最新護衛艦「しらぬい」が、海上自衛隊へ引き渡され、同時に海上幕僚長より同艦の艦長へ自衛艦旗が授与されました。日本の同名の艦艇としては3代目にあたります。

対潜能力を重視した最新鋭艦

 防衛省が2019年2月27日(水)、三菱重工長崎造船所(長崎県長崎市)にて、護衛艦「しらぬい」の引渡式および自衛艦旗授与式を実施しました。

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海上自衛隊へ引き渡された護衛艦「しらぬい」(2019年2月26日、乗りものニュース編集部撮影)。

「自衛艦旗授与式」とは、造船所から防衛省へ引き渡された艦艇の艦(艇)尾に、自衛艦旗を掲揚する際の式典のこと。艦(艇)尾に自衛艦旗を掲揚した時点で、「自衛艦」として海上自衛隊の編成に加わります。

「しらぬい」は、2018年3月に竣工した汎用護衛艦(DD)「あさひ」を1番艦とする、あさひ型護衛艦の2番艦に当たります。漢字では「不知火」と書き、九州の八代海で見られる神秘的な発光現象(夜間、無数の光が明減する現象)に由来。「その語感に力強さ勇ましさが感じられ、相手を幻惑し押し込む意味を含むことから艦名に選定」(海上自衛隊)といいます。旧日本海軍の東雲型駆逐艦「不知火」、陽炎型駆逐艦「不知火」に続き、同名の日本の艦艇としては3代目になります。

 起工は2016年5月20日。2014(平成26)年度予算にて建造され、進水・命名式は2017年10月12日に実施されています。防衛省『我が国の防衛と予算 平成26年度予算の概要』によると、建造費は729億円です。

 全長151m、最大幅18.3mで基準排水量は約5100トン。ガスタービンとモーターによるハイブリッド推進機関「COGLAG(ガスタービンエレクトリック・ガスタービン複合推進方式)」を採用し、低速時はガスタービン発電によるモーターで、高速時はガスタービンエンジンで、最大30ノット(約55.5km/h)の速力を得ます。

 装備的には対潜探知能力に力点が置かれているのが特徴で、たとえば艦首装備式の「01式水上艦用ソーナー」最新モデル(OQQ-24)は、僚艦との連携が可能。より探知能力が高められています。また、12.7mm重機関銃M2を遠隔操作で射撃できる国産のRWS(リモートウェポンステーション/遠隔操作式無人銃架)を2基搭載しています。

 乗員数は220名、うち20名程度が女性だそうです。

 式典ののち、「しらぬい」は長崎造船所を出港。配備先である青森県の海上自衛隊大湊基地へと向かいました。

【了】

【写真】護衛艦「しらぬい」引渡・自衛艦旗授与式の様子

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