瀬戸大橋線「マリンライナー」や札沼線キハ40系がNゲージ化 トミーテック新製品展示会

トミーテックが新製品の展示会を開催。本州と四国を結ぶ快速「マリンライナー」の223系5000番台・5000系の発売が発表されたほか、223系2000番台の試作品や札沼線キハ40系ディーゼルカーなどの新製品が展示されました。

「鉄コレ」日比谷線3000系など製品化

 トミーテックは2019年3月13日(水)、同社の東京オフィス(東京都葛飾区)で関係者などに向け新製品展示会を開催。おもに2019年の春から夏ごろまでに発売する新製品の模型商品を展示しました。

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トミーテック新製品展示会で展示された223系2000番台の試作品(2019年3月13日、草町義和撮影)。

「TOMIX(トミックス)」ブランドのNゲージ鉄道模型車両は、JR西日本の223系電車や、全国各地のローカル線を走ってきたキハ40系ディーゼルカーなどの新製品を展示。223系は、東海道・山陽本線の新快速などで使われている2000番台が2019年5月に発売される予定で、その試作品が展示されました。このほか、瀬戸大橋線の快速「マリンライナー」で使われている223系5000番台・5000系電車のM1、M6編成も8月に発売される予定です。

 キハ40系ディーゼルカーは、JR北海道の札沼線(2020年に一部廃止予定)と日高本線で運用されているタイプが発売予定。会場では、このうち札沼線タイプのキハ40系2両が展示されました。ほかにも、JR西日本の広島地区で運用されていたキハ40系、キハ58系、キハ45系の各ディーゼルカーが発売予定。HOゲージの鉄道模型車両は、寝台特急で使われていた24系客車が製品化されます。

 展示用のNゲージシリーズ「鉄道コレクション」は、かつて営団地下鉄(現在の東京メトロ)日比谷線を走っていた3000系電車や、福島交通飯坂線で運用されてきた7000系電車、長崎電気軌道の300形電車(306号と310号「みなと号」)が展示されました。

 また「鉄道コレクション」の80分の1ナローゲージで、富別簡易軌道の車両の第2弾としてディーゼル機関車やミルクゴンドラ車などが発売される予定です。

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札沼線のキハ40系。
営団地下鉄日比谷線を走っていた3000系。
福島交通7000系と長崎電気軌道300形。

 Nゲージサイズのバス模型は、「ザ・バスコレクション 阪急バス チキンラーメンひよこちゃんラッピングバスタイプ」などを展示。自動車模型「トミカ・リミテッド・ヴィンテージ」シリーズは、「トヨペット クラウン スーパーデラックス 69年式」などが展示されました。

【了】

【写真】会場で展示された新製品の数々

Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)

鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。

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