360km/h試験、次世代新幹線「N700S」の確認試験車で実施へ JR東海

東海道新幹線の全列車最高285km/h化を活かしたダイヤ改正も計画。

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次世代新幹線車両「N700S」。写真の編成は確認試験車(2018年10月、恵 知仁撮影)。

 2019年3月22日(金)、JR東海が2019年度の設備投資計画を発表。東海道新幹線では、N700S確認試験車による360km/hでの速度向上試験を行います。

 N700Sは、新幹線N700系の置き換えとして2020年度から投入される計画です。量産に先行し、確認試験車が2018年3月から走行試験を実施しています。

 2019年度は、この確認試験車による長期耐久試験や360km/hでの速度向上試験などを行い、技術開発を推進します。

 このほか、N700A(3次車)の投入を完了し(2019年度は5編成投入)、N700Aタイプに車種を統一。東海道新幹線での最高速度が270km/hの700系が引退し、全列車が最高285km/hに統一されることから、これを活かしたダイヤ改正を2020年春に行います。

 新大阪駅の20~26番線では、ホームで可動柵の設置工事を進め、順次使用を開始。線路への脱線防止ガードは前線への敷設が進められます。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. かっこわるい。

  2. 空力の追求とはこんな形になるんだね
    新幹線乗り場の案内の新幹線の絵もやっと700系が定着しつつ700Sの絵を描いたら寅さんが履くような雪駄になっちまうんじゃないか?w

  3. N700Sによる360km/hの試験走行の記事は年始の社長会見で発表済み
    昨年、N700Sによる330km/hの試験走行も終わっている