相鉄の新型「12000系」に乗ってみた 新しいのに「ちょっと古い電車」がベースのワケ
相模鉄道の新型12000系電車が完成。従来の車両とは大きく異なるデザインが特徴ですが、おもな機器は10年前に導入された車両と同じになっています。その背景には、まもなく開業する新線「相鉄・JR直通線」の存在がありました。
先に登場した新型と似ているが…
相模鉄道(相鉄)の新型車両12000系電車が完成。営業運転開始に先立ち、2019年3月28日(木)、車両基地のかしわ台車両センター(神奈川県海老名市)から西横浜駅(横浜市西区)まで、報道関係者向けの試乗会が行われました。
12000系は、まず、従来の相鉄車両とは大きく異なるデザインの外観が目を引きます。車体は「YOKOHAMA NAVYBLUE(ヨコハマネイビーブルー)」と呼ばれる濃紺色を採用。先頭部は能面の獅子口をイメージしたデザインです。
相鉄は現在、車両や駅のデザインを刷新する「相鉄デザインブランドアッププロジェクト」を進めています。12000系に先立ち2018年2月にデビューした20000系電車も、このプロジェクトに基づきデザインされており、車体色も共通であることなどから、12000系と20000系が並ぶと一瞬同じ車両に見えます。
車内は、グレーの色をした生地のロングシート(窓を背にした長い座席)が並んでおり、これも20000系とそっくり。ただ、車体の幅が20000系に比べて若干広く、防犯カメラが設置されているなどの違いもあります。ちなみに、相鉄が車内防犯カメラを導入するのは、これが初めてです。
10両編成の12000系は11時40分ごろ、かしわ台車両センターを発車。その後、かしわ台駅で10分ほど停車してから、西横浜駅に向け再び動き出しました。運転室の後ろの窓から外を眺めていると、海老名方面へ向かう対向列車が前方から続々とやってきます。
視線をずらして運転士の手元を見てみると、どこかで見た記憶がある機器類が並んでいました。それもそのはず、12000系は2009(平成21)年に営業運転を開始した11000系電車をベースに開発。デザインこそ20000系に合わせられていますが、基本的な構造は10年前にデビューした、“ちょっと古い電車”なのです。
12000系はsustinaS24シリーズがベースだと総合車両製作所HPに記載があり、山手線のE235もsustinaS24シリーズだし、現行モデルとの認識です。制御系や操作系の搭載機器が旧式と言うことですが、基本的な構造(ボディ)はバリバリの新開発でなくても旧式と言うほど古くはないですね。
部品共有の流れは昔からあるし、車なんて酷いもんよ、コストを理由に輸出と国内を共有させて、その理由が人間工学を追求した結果とか平然とぬかすしね
鉄道業界も車両製造メーカーを抱き抱えて今後は大丈夫なんだろうかね?
JRの通勤型の列車なんて強度が確保されてるの?みたいな骨格の薄さを感じてしまうのだがね
納期が圧してくれば新幹線製造作業に携わる資格の無い作業員も作業に加わり納期に間に合わせるとかありそうだし?