草町義和(鉄道ニュースサイト記者)の記事一覧
Writer: 草町義和(鉄道ニュースサイト記者)
鉄道誌の編集やウェブサイト制作業を経て鉄道ライターに。2020年から鉄道ニュースサイト『鉄道プレスネット』所属記者。おもな研究分野は廃線や未成線、鉄道新線の建設や路線計画。鉄道誌『鉄道ジャーナル』(成美堂出版)などに寄稿。おもな著書に『鉄道計画は変わる。』(交通新聞社)など。
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新幹線「あおば」「あさひ」が消えたそれぞれの事情 残り2往復「はやて」も消滅寸前?
新幹線の列車名20種類のうち、現在使われていないのは東北新幹線の「あおば」と上越新幹線の「あさひ」です。このふたつの列車名が消えた背景には、長野新幹線(北陸新幹線)の開業やJR東日本の方針変更などがありました。
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常磐線「遠回り」の謎 上野~南千住で大迂回状態なぜ? 日暮里寄り道の鍵は田端と石炭
地図を見ると、上野を出た常磐線は日暮里を経由して急カーブを描き南千住へと向かっています。まっすぐ北へ進めば良いものなのに、なぜ遠回りしているのでしょうか。背景には、東京の鉄道の発展と、石炭輸送の歴史が関係していました。
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次の駅までが最安「じゃない」相鉄・JR直通線 羽沢横浜国大駅の謎 どうなってるのか?
羽沢横浜国大駅の運賃案内図を見ると、隣駅である武蔵小杉駅まで310円とあります。しかし、2回乗り換えが必要な鶴見駅へは170円です。なぜ遠いはずの駅が隣駅より安いのでしょうか。これは、案内図と実際の走行ルートが違うためです。
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「相鉄・JR直通線」開業 一番列車で出発式 短い新線と既存ルートで東京へ
相鉄線から乗り換えることなく東京方面へ行ける新線「相鉄・JR直通線」が開業。そこを通る一番列車の「出発式」が海老名駅で行われました。3年後はさらに、新横浜駅を経由して東急線とも直通する予定です。
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新幹線きっぷ 予約を変更するときは やっぱり指定席にしたいなど ネット予約は特典も
旅行のスケジュールにあわせてJRのきっぷをあらかじめ購入したものの、乗車日や区間、座席をあとから変更したくなった場合はどうすればよいのでしょうか。ネット予約サービスでは、制限があったり、はたまた特典があったりします。
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都営バスなど6社局「バスまつり」開催 会場は晴海から豊洲へ 臨時バス「祭20」も運行
「バスの日」にちなんだ毎年恒例のイベント「バスまつり」が東京で開催。会場は従来の晴海ではなく、新しい市場が整備された豊洲に移りました。都営交通マスコットキャラクターの20周年イベントも同時に開催されています。
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香港~深セン「越境」高速鉄道に乗ってみた デモで「混乱」のなか、列車は定刻運行
開業から1年近くが過ぎた、香港と中国本土の深センや広州を結ぶ高速鉄道。「1国2制度」のため飛行機の国際便や鉄道の国際列車と同じように出入境の審査を受けなければ列車に乗れません。大規模デモが続くなか、実際に乗ってみました。
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「名古屋直通」目指した幻の鉄道「中津川線」 長野・飯田まで36km 昼神温泉と深い関係
かつて名古屋と飯田を直結する国鉄中津川線の計画がありました。諸問題から工事が遅れて最終的に中止されましたが、その痕跡はいまも存在。「星空のきれいな温泉」としてアピールしている昼神温泉も、中津川線の工事で生み出されました。
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幻の北陸新幹線「加越トンネル」建設中止から20年以上、その名残いまも富山の山奥に
北陸新幹線は東京と北陸を結ぶ区間が開業し、北陸と大阪を結ぶ区間も実現に向けて動いています。しかし、富山県と石川県の県境近くには、幻に終わった北陸新幹線のトンネルの痕跡が。そこには計画の「変転」がありました。
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相鉄「東京直通」布石になった幻の「横浜6号線」 その名残、いまも港北ニュータウンに
関東大手私鉄で東京都心に唯一乗り入れていない相鉄が、まもなくJR東日本との相互直通運転を開始。相鉄線から新宿方面へ乗り換えなしで行けるようになります。実は1960年代にも相鉄線のエリアから東京に直通する新線の構想がありました。