東北中央道「福島~山形」まもなく開通 料金もお得な関東~山形最短ルート、その実力

山形県の東北中央道 南陽高畠IC~山形上山IC間がまもなく開通し、福島JCTから山形JCTまでがつながります。従来の山形道経由と比べ、関東~山形間の最短ルートとなるほか、途中に無料区間を挟むため料金も割安です。

所要時間はどう変わる?

 一方、福島JCT料金所~山形中央IC間の所要時間は、既存の東北道・山形道経由で1時間16分ですが、東北中央道経由でも1時間12分と、あまり変わりません。

 これは最高速度の違いが影響。東北道・山形道は最高速度80~100km/hですが、東北中央道は基本的に暫定2車線のため70km/hで、NEXCO東日本東北支社によると「距離は短くても所要時間は長くかかることがあります」とのこと。今回の開通により東北道から東北中央道へ転換する交通量は、2000台程度と見込んでいるそうです(編注:2019年2月における1日あたり交通量は、東北道が約30万1000台、山形道が約2万台、東北中央道が約4300台)。

 とはいえ、今回の開通は地元にとって様々な効果をもたらします。開通区間に並行する国道13号の渋滞緩和が期待されているほか、降雪などで国道13号が通行止めになると、信頼性の高い代替路がなかったことから、安定した交通路が確保されるとのこと。

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赤線が新規開通区間。東北道、山形道、東北中央道による周回ルートが形成される(画像:NEXCO東日本)。
山形上山IC(画像:NEXCO東日本)。
かみのやま温泉IC付近の切土区間(画像:NEXCO東日本)。

 また、東北道、山形道、東北中央道による周回ルートが完成することで、いずれかの道路が通行止めになっても、福島、山形、仙台エリアを相互に移動することが可能になり、周遊による観光への寄与も期待されています。さらに、現在整備が進められている福島県内の福島市から相馬市にかけての区間も完成すれば、常磐道や仙台南部道路とともに「8の字」状のネットワークが形成され、複数ルートの選択が可能になります。

 ちなみに、東北中央道の東根北IC以北は現在、秋田県湯沢市の雄勝こまちICまでの約83kmが細切れに開通(すべて無料区間)。そこから終点の秋田道に接続する横手IC(秋田県横手市)までの29kmは開通済みです(一部有料区間)。東北道の福島西ICから横手ICまでは、既存の東北道・秋田道経由で257.5km、普通車料金5880円ですが、東北中央道の未開通区間がすべて開通した場合、同道経由で230.9km、2640円となります。

【了】

【路線図】東北中央道の全体像

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