首都高小松川JCTは箱崎を変えるか 2019年度開通予定 渋滞名所どうなる?

2019年度の開通を目指して首都高で建設が進む「小松川JCT」。開通するとC2中央環状線埼玉方面と7号小松川線千葉方面の行き来が可能になり、あわせて都心方面の渋滞緩和も期待されるといいます。具体的にどう変わるのでしょうか。

第一の目的はC2の機能強化

 首都高7号小松川線とC2中央環状線を接続する「小松川JCT」が2019年度の完成を目指し、工事が進んでいます。同JCTが開通すると、都心方面の渋滞緩和にも効果があると期待されています。

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小松川JCTの完成予想図(画像:首都高速道路)。

 これまで、C2と7号小松川線は立体的に上下に交差しつつも、互いに接続されていない状態でした。小松川JCTの工事はこの立体交差に2本の連絡路を建設し、C2の埼玉方面と7号小松川線の千葉方面を接続するものです。これにより、「7号小松川線上り方面からC2内回りへ」、「C2外回りから7号小松川線下り方面へ」の通行が可能になります。

 首都高速道路はこれを「C2中央環状線機能強化事業」の一環と位置づけており、このほか2018年3月18日開通予定の「C2板橋・熊野町ジャンクション間4車線化」と、2月25日に開通済の「C2堀切・小菅ジャンクション間4車線化」が実施されました。

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小松川JCTの概要図(画像:首都高速道路)。

 主な目的はC2の機能強化というわけですが、7号小松川線とC1都心環状線の接続部には、6号向島線、9号深川線、7号小松川線の3路線の流れが集中する箱崎JCTをはじめ複数の渋滞ポイントがあります。小松川JCTの開通は、こうした渋滞ポイントを抱える都心方面の混雑緩和にも効果があると考えられています。

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コメント

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5件のコメント

  1. 阪神高速の西船場JCTも取り上げるべき

  2. 箱崎の渋滞が若干改善されたとしても問題は小松川線だけが原因ではなく(どちらかと言えば向島線の存在自体が原因)
    渋滞緩和の効果があるとしたら元々あった中央環状線の渋滞が激しくなるだけのような気がする

  3. だいたい 何で今まで放置してきた?初めからジャンクション作れよ!!対応が遅すぎる!

    • 外環が繋がるまでは作るわけにいかなかったのでは?

  4. 中央環状線の上にまたがる部分の地上からの高さは相当あり、高速バスからの眺めはさぞかし壮観なことでしょう