黄金の海賊船「クイーン芦ノ湖」箱根に登場 船内に「女王の玉座」 水戸岡さんデザイン

小田急グループの箱根観光船に、水戸岡鋭治さんがデザインを担当した新型船「クイーン芦ノ湖」が登場。船首には女神像が掲げられ、特別船室には「女王陛下の玉座」が設けられました。4階構造で、展望台もあります。

「サモトラケのニケ」がモチーフ

芦ノ湖に登場する箱根観光船の新型船「クイーン芦ノ湖」(28秒)。

 小田急グループの箱根観光船に、新型海賊船「クイーン芦ノ湖」が登場。デビューに先駆けて2019年4月23日(火)、芦ノ湖の箱根町港(神奈川県箱根町)で報道向けの試乗会が実施されました。

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新型船「クイーン芦ノ湖」は全長35m、全幅10m。旅客定員は541名(2019年4月23日、伊藤真悟撮影)。

「クイーン芦ノ湖」は、「心ときめくクルーズ」をコンセプトとした観光船で、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星in九州」などでも知られる水戸岡鋭治さん(ドーンデザイン研究所)が内外装のデザインを担当。いままでにない上質感を打ち出したといいます。

 船体は、湖面に映える黄金色を採用。船首には、古代ギリシャ時代の船首にあった彫像「サモトラケのニケ」をモチーフした女神像が飾られています。

 船は4階構造で、出入口のある1階には普通船室、コーヒーや生ビール、ワイン、水戸岡鋭治さんデザインのオリジナルグッズなどを扱う売店、お手洗いがあります。

 2階は普通船室と特別船室です。特別船室には記念撮影用として、「女王陛下の玉座」が黄金の壁を背景に置かれています。子ども用の小さな席もあり、親子での記念撮影も可能です。

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特別船室の玉座。
特別船室は定員87名。
普通船室は定員454名。

 座席は特別船室、普通船室とも木材を使用。箱根寄木細工をモチーフにした床材、日本の伝統工芸である大川組子を取り入れた船内装飾も特徴です。

 3階はオープンエアのデッキになっており、普通船室用と特別船室用でエリアが分けられています。4階は普通船室用と特別船室用の展望台です。

「クイーン芦ノ湖」は4月25日(木)から運航を開始。箱根町港から桃源台港までの片道運賃は大人1000円(特別船室利用の場合は1500円)で、子ども(小学生)は半額です。

【了】

【写真】非日常的な空間が広がる「クイーン芦ノ湖」船室

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コメント

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1件のコメント

  1. いいかげんに他のデザイナーじゃダメなのかね?
    美術は人を魅了するもんじゃなかったのか?
    素人も癒される美術が少なくなったのかな~
    洗脳にも限界があるだろうに?失礼ながら山下清氏を画伯と祭り上げる画商の美的感覚なんてのはどんなもんか?
    とも思うしね。
    自分は行列ラーメン店で、その不味さから自分の好みを初めて知ったのだが、それはそれで収穫だったが洗脳美術に何の収穫もないだろうに
    だからオンリーワンは結局ナンバーワンだと皮肉られるんだよね?