レンタカー「格安乗り捨て」なぜ可能? 東京~大阪2160円も、店側にメリット大

東京~大阪間も2160円!

 トヨタレンタカーにおいても2019年1月から、乗り捨て車両を活用したワンウェイレンタルサービス「片道GO!」を東京都(成田空港の店舗含む)と、大阪および京都府内の店舗で開始。貸渡期間は出発日から最大48時間で、車両と出発営業所、出発期間は決められていますが、返却営業所は、たとえば「トヨタレンタリース京都」管轄の対象店舗ならどこでもOK、といった形になっています。

 料金は一律で、24時間まで2160円、48時間まで4320円(税込。免責補償料などは含まない)。つまり、レンタカーで東京~大阪間を最安2160円と燃料代で移動できてしまうのです。対象車両や出発店舗は、トヨタレンタカーのウェブサイトで随時掲載されています。

 トヨタ自動車のモビリティ事業部によると、トヨタレンタカーでも、車両輸送業者を使って乗り捨て車両を登録店舗に返却しているとのこと。その輸送コストのほか、「業者の人手不足もあり、たとえば東京~大阪間で2週間程度を要するなど、返却まで時間がかかることが課題となっています」といいます。車両の登録店舗は、その車両が戻ってくるまで次の予約を取れず、貸出機会の損失につながることから、この「輸送待機」期間を利用機会に変えるべく、サービスをスタートしたそうです。

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「片道GO!」サービスは、東京(および成田空港)と大阪、京都のあいだで展開されている(トヨタレンタカーのウェブサイトより)。

 背景には、東京~大阪・京都間といった広域にまたがる乗り捨て利用が近年増えている、ということもあるといいます。「訪日客の増加にともない、インバウンド移動ニーズの高い地域を中心に、乗り捨て利用が増加しています」とのこと。「片道GO!」のウェブサイトでは、「成田空港店」から大阪まで、「関西空港店」から東京まで、といったケースも見られます。

 乗り捨てられた車両の有効活用を目的とした「片道GO!」サービスは、トヨタ自動車によると、予想以上の好評だそうです。「対象地域の拡大について前向きに検討していきたいと考えておりますが、具体的内容は現時点では未定です」と話します。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. 登録台数稼ぎの為の貸し渡し車が溢れてきたかw
    いい加減に二足の草鞋を止めないとなw
    いい加減に自動車メーカーも傘下の販売店に与える報奨金の規準変えないと一般ユーザーを騙して肥える中古屋が増えて困るだろうによ