国内初、空港巡回警備に監視ロボット導入 五輪見据え成田で
成田国際空港が、国内の空港で初めてターミナル巡回警備の一部に監視ロボットを導入します。五輪に向けて利用者の増加が見込まれる空港において、高度で効率的な警備の実現に向け、人とロボットがタッグを組みます。
第1・第2ターミナルに各2台導入へ
成田国際空港が2019年6月から、ターミナル巡回警備の一部に、自律走行型巡回監視ロボットを導入します。この取り組みは、国内空港では初めてです。
2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催時には、現在より利用者が増えることが予想されるため、これに先立ち、館内警備のさらなる強化を目的にロボットを導入するといいます。
機種は「セコムロボットX2」です。自動巡回や障害物回避など最新の自律走行性能を持ち、全方位カメラによる監視、画像解析による異常検知が可能。緊急時にはロボットを介して利用者と監視室とで通話もできます。熱画像センサーを実装した点検用アームも搭載しています。
まず、第1ターミナルと第2ターミナルに各1台配備し、2019年秋には各2台を導入する計画です。成田国際空港は「人とロボットの力を融合させた、より高度で効率的な館内警備を実現していきます」としています。
【了】
コメント