C11形のボイラー搬出! 東武「SL大樹」の蒸気機関車、2機目の動態復元に向け作業進む

東武鉄道が南栗橋車両管区のSL検修庫で、C11形蒸気機関車の復元作業を進めています。今回、ボイラーをつり上げてトレーラーに載せ搬出するとともに、シリンダーの取り外し作業も行いました。

2機目のSLへ向けて検査進行中

 東武鉄道が2019年7月1日(月)、南栗橋車両管区(埼玉県久喜市)のSL検修庫で、C11形蒸気機関車のボイラー搬出とシリンダー取り外しを行いました。

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クレーンで吊り上がるボイラー(2019年7月1日、大藤碩哉撮影)。

 同社はJR北海道からC11形207号機を借り受けて、2017年8月から鬼怒川線で「SL大樹」を運行しています。

 今回さらにもう1機、日本鉄道保存協会が北海道江別市で静態保存(走行不能な状態での保存)していたC11形(C111)を、東武博物館が譲り受け、2019年から東武鉄道が動態保存(走行可能な状態での保存)を目的に復元を進めています。ボイラー搬出とシリンダー取り外しは、この作業の一環です。

 筒状のボイラーは、クレーンで慎重につり上げられ、トレーラーに移されました。トレーラーはその後、検修庫を出発し、大阪のボイラーメーカーで精密な検査を受けます。

 蒸気の圧力を回転の力に変えるシリンダーの検査も行われました。シリンダー内のピストンを取り外し、開口部の状態を確認していました。

 東武鉄道によると、ボイラーなどの検査・修繕には1年ほどを要するとのこと。この2機目のC11形は、2020年冬に復元される予定です。SLを2機体制とすることで、一方が検査などで長期間運転できない場合に交代で走れるようにします。

【了】

【写真】ボイラー搬出とシリンダー取り外し作業

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