日本初導入 大容量&長距離飛行OKなANA貨物機「ボーイング777F」テイクオフ!

ANAグループに大型貨物機ボーイング777F型機がデビューしました。日本の航空会社では初の導入です。愛称は「BLUE JAY(ブルージェイ)」。「大容量」と「長い航続距離」などが特長で、日本から北米へ直行できます。

「LR」ベースらしい航続距離、賢く勤勉な「ブルージェイ」

 ボーイング777F型機が最大搭載で就航可能な実用航続距離は9070km。「Long Range(長距離型)」のボーイング777-200LR型機をベースに作られているだけあり、従来のボーイング767-300F型機(6056km)と比べ実用航続距離は約3000km長くなっています。ノンストップで太平洋を横断することも可能です。

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前がボーイング777F型、後ろがボーイング767F型。見た目はよく似ている。
セレモニーでは「初荷」の披露がされた。
愛称「BLUE JAY」のマーク。

「BLUE JAY(ブルージェイ)」は賢く、勤勉な鳥とのこと。初便就航セレモニーでANAの石田洋平成田空港支店長は「念願の北米へ貨物を運べます。ブルージェイのように勤勉に取り組んでいきたいです」と話しました。

 この初便はリチウムバッテリーや顕微鏡、精密機械、化学用品など98トンの貨物を搭載(うち72トンを成田で積み込んだのち、関西で残りを積載)。ほぼ満載の状態で、日本から中国の上海へ向かいます。

「アジアの物流ネットワークにボーイング767F型機、長距離太平洋路線にボーイング777F型機を就航させ、豊富なネットワークを提供します」(ANA 石田洋平成田空港支店長)

 今後、ANAグループのボーイング777F型機は、8月26日(月)から関西を経由せず、成田~上海間を運航する予定。10月27日(日)には、成田~シカゴ線への就航も計画されています。

【了】

【写真特集】ボーイング777F初便&セレモニーの様子

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