実在する「常識超え駅弁」 焼きたてステーキ、刺身、生野菜 工夫で新鮮・できたて実現

『ミシュランガイド』掲載店のレアステーキを列車内で

「調理したて」の駅弁は、JR根室本線の池田駅(北海道池田町)で味わえます。「十勝ワイン漬ステーキ弁当」は、焼きたてのステーキを駅弁で楽しめるのです。その肉は、表面以外はレアの状態を保ち、身の柔らかさや肉汁の香ばしさに驚くばかりです。

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池田駅「ワイン漬けステーキ弁当」列車のドアで受け渡される(宮武和多哉撮影)。

 このステーキに使用されるのは、希少価値が高いことでも知られているブランド牛「池田牛」。特産である赤ワインの製造過程で生じるワインオリを与えて育った肉を、調理過程で赤ワインにしっかりと漬け込んでいます。また、このステーキを焼く「レストランよねくら」の実力も相当なもので、食堂とともに駅弁業者として1905(明治38)年から100年以上の歴史があり、2012(平成24)年には『ミシュランガイド』にも掲載されたほどです。

 この駅弁は予約制。事前に電話すると、駅のホームまで持ってきてくれます。お釣りが出ないように代金を準備して、池田駅到着の前にドアに移動しましょう。もちろん池田駅で下車し、店や駅構内でゆっくりいただくこともできます。

 池田町は、吉田美和さん(DREAMS COME TRUE)の故郷としても知られ、ドリカムの歌詞や吉田美和さんに所縁のあるスポットが町内に多数あります。池田駅から特急「スーパーおおぞら」に乗車する際は、数分は鳴り響く池田駅オリジナルの改札メロディ「晴れたらいいね」「ALMOST HOME」をお聞き逃しなく。

【写真】小淵沢駅にはこんなメニューが

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コメント

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2件のコメント

  1. 誤記がありました。
    松本駅の所属は特急あずさの終着駅ではありますが中央本線ではなく篠ノ井腺です。

    • とおせんぼ 様
      ご指摘ありがとうございます。 訂正いたしました。