「毎日違う条件で離着陸、だから楽しい」 JAL現役パイロット、整備士らが中高生に講義
「トリビア」は持ち物にも! 空の仕事もIT化が進む
働く際の「持ち物」についてもトリビアを披露してくれました。「パイロットの手袋は2万円しました。サングラスはティアドロップ(涙の形)タイプで、パイロットの8割ぐらいはこの形です」(パイロットの米家さん)、「鏡は欠かせません。直接見られない場所を見るためです」(整備士の波多江さん)。
空の仕事もIT化が進んでいるようです。「カバンの中にはiPadが入っていて、航空路線のチャート(航路図)を見ることができます」(パイロットの米家さん)、「最近の飛行機は『チャット機能』がついていて、どこの具合が悪いのか自分から教えてくれます。頭がとてもいいです」(整備士の波多江さん)。
講義の休憩時間中には、講師に個別質問するため、中高生による長蛇の列が。講師たちも「業界の人しか知らないような質問も出てきてよく知っているな、と驚きました」(パイロットの米家さん)、「逆に勉強させてもらうことも多かったです」(CAの大倉さん)と話しました。講義終了後は、JALの格納庫を見学したほか、講師と記念撮影も行われました。
今回15回目の開催となる「空育 空の仕事を知ろう!」イベント。参加者は関東近郊のほか、北は青森県、南は福岡県から中学生27人、高校生58人の計85人(男性31人、女性54人)が集まりました。
JALの担当者は、仕事をより広く、よく知ってもらい「将来こういう仕事をしたいな」という思いにつなげてほしいとしています。
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