「先生より速い」8の字走行! 航空専門学校生の飛行機地上支援、「即戦力」の技術とは
ANA担当者「先生より速くて驚いた」&グラハン女子も参加
コンテナの積み下ろしは、スピードのほか、安全確認やコンテナ移動時の高さ、運転席から直接見えないフォークリフトの爪の位置が採点対象です。自身の運転技術に加え、誘導役の生徒の合図などの力を借りて積み下ろしを行います。
コンテストは中日本航空専門学校が優勝しました。同校は校内で定期的にコンテストを開催しており、そのときの優勝メンバーを中心にチームを組んだといいます。競技種目ではスピード、安全確認作業、確実性が総合的に評価されました。主催した日本航空技術協会の渡辺浩一郎事務局長は「甲乙つけがたく、感動しました」とコンテストを振り返りました。
ちなみにこのコンテストには、JAL(日本航空)、ANA(全日空)、スカイマークが協力しており、それぞれ場所や資機材を提供しています。
コンテストで審査員を務めたANA業務部の塩入康夫さんは、初開催としては大成功と話します。生徒の運転技術について塩入さんは「簡単そうに見えますが、実は相当難しいことをしています。かなり練習してきたのだなと思いました。速さだけではなく、安全作業などもしっかりしていました。デモ走行を行った先生より速かった生徒さんがいたのは驚きました。入社したら即戦力になれると思います」と評価しました。
なお塩入さんによると、グランドハンドリングの仕事は安全かつ確実に仕事がこなせる「粘り強い人」が向いているそうです。「グラハン女子」も増えており、女性が半数以上出場している学校もありました。
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