「世界一黒い」BMWを実見! 脳が混乱するほどの「黒を超える黒」、公道は走れるの?
薄暗い部屋でも十分「異質」!
「フランクフルトモーターショー」でのBMWの展示スペースは、会場内でも屈指の広さを誇ります。その最も端の小部屋に、世界で最も黒い「X6」が展示されていました。
小部屋のなかは薄暗く、スモークがたきこめられており、まるでお化け屋敷のようです。そこに佇むまっ黒な「X6」は、確かにこれまで目にしたことのない質感で、ボディは金属というより、ベルベットの布が張り付けられたように見えます。もちろんボディのプレスライン(鋼板をプレスした際に付けられたボディの凹凸や線)は判別できません。それが「二次元のように見える」ということでしょう。
撮影してみると、フラッシュライトの光を強くすればするほど、マットな黒さが際立ちます。光が強いと、ヘッドライトなど塗装の無い部分が明るくなるからです。このクルマを普通の明るいところで見ることはできませんでしたが、暗い部屋のなかでも、異質さは明確でした。
今回のクルマは、まったくのショーカーという扱いでしたが、BMWは将来的に量産車への採用も期待しているとか。ただし、まだ日常的に使用できるだけの耐久性はなく、その技術開発が大きな課題となっているようです。また、ボディの塗料だけでなく、いわゆる「自動ブレーキ」などの先進運転支援システム用カメラの内部などにベンタブラックを使用すれば、光の乱反射を防いで、性能をアップさせることも可能になるといいます。
実際に量産車のボディへこの物質を使用するとなると、プレスラインのデザインがわからなくなるので、カーデザイナーは嫌がるでしょう。また、ほかのクルマからの視認性も悪くなります。さらに言えば、光を熱に変換するというのは、クルマが熱せられることを意味しますから、暑い地域ではおすすめできないはずです。したがって、ボディよりもカメラ内部やメーター、ディスプレイ周りなど、一部で採用するというのが現実的ではないでしょうか。
ただし、ショーカーとして注目度抜群なのは間違いありません。ほかのショーでも流行るかもしれませんね。
【了】
Writer: 鈴木ケンイチ(モータージャーナリスト)
日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体にて新車レポートやエンジニア・インタビューなどを広く執筆。中国をはじめ、アジア各地のモーターショー取材を数多くこなしている。1966年生まれ。
おいおい。ナノチューブ系物質はアスベストと類似の物性が推定され、人体への毒性は不明じゃないか。民生品への使用は100年早いよ。
コンセプトカーなので民間では販売しません。それどころかこれは張りボテなのでエンジンも車内コクピットもついてません。外側だけです。
ショーカーって何の事?一般常識で言うならコンセプトカーじゃないの?こんな頭の悪い記者要らないっ!
>公道は走れるの?
見出しの問いに本文が答えていない。
自動運転時代に極端にLIDARで見つけにくいのはやめろ
乱反射を防いで精度アップはいいんだけどあくまでカメラレベルの話よね
人間の目からの夜間視認性は当然落ちる訳だ
いきなり目の前に人が現れても自動ブレーキで止まってくれるならいいんだけど
暗闇にサンコン
レーダー電波を吸収すれば、ネズミ捕りにひっからないかも・・・
記事にあるように日本じゃまず使えませんねw
昔のBMWモーターサイクルのコピー思い出しますね
好きな色に塗ってあげよう。
ただし黒ならば。
「公道は走れるの?」の答えを書けよ。アクセス数目当ての煽りタイトルやめろ。
それっぽいことがふんわりだが最後に書いてはあるよ
読み取れないなら自分の頭の悪さを呪え
いや書いてないよ。自分の想像で勝手に解釈して実際と想像の区別がつかなくなる人っているよたまに。自分の頭の悪さを呪え
車は人の命を守るのが第一。それを考えれば、法律がどうとかの問題ではない。