ガソリンにも使用期限がある? あまり乗らない人ほど要注意 劣化しクルマに悪影響も
燃料タンクを腐食させることも
石油連盟によると、劣化したガソリンは酸化が進み、場合によっては燃焼不良などの不具合を引き起こす恐れがあるといいます。また出光興産は、長く放置されたガソリンは液化したゴムのようにベタベタした状態になり、機械の汚れや目詰まりの原因にもなるほか、最悪の場合は燃料タンクを腐食させ、ガソリン漏れを引き起こすおそれがあると話します。
「劣化したガソリンは異臭がしてきます。こうなるとタンク内のガソリンをなるべく早く入れ替えていくことが重要ですが、ガソリンを残したまま何年も放置した車両などは、ロードサービスを呼ぶなどして専門家に抜いてもらったほうがよい場合もあります」(出光興産)
ちなみに、外部から走行用の電源を供給できるPHEV(プラグインハイブリッド車)では、EVモード(電源走行)が主体となり、ガソリンがあまり使われないままになることを想定した機能が付いている場合もあります。
三菱「アウトランダーPHEV」では約3か月間、15L以上の給油が1度も確認されなかった場合、EVモードが自動的に解除されエンジンが始動します。またトヨタ「プリウスPHV」では、インフォメーションディスプレイに「長期間燃料が補給されていません。燃料を補給してください」とアラートが出ます。
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