「バスガイド」の仕事を聞く 常に持ち歩く「七つ道具」 勤務内容&その魅力とは?

「七つ道具」は本当に7つ

――入社してから、覚えることがたくさんありそうです。

 まずは、「教本」を丸暗記します。ガイドにおける内容や言い回し、タイミングなど、代々受け継がれているものがあるので、しっかり覚え、変更があった情報は切り貼りして、更新していきます。実際に乗車するようになると、毎回どこの信号でひっかかる、といったことが分かってきますから、そこで自分ならどのような情報を足そうか、と考えるようになります。歴史が得意だったり、食べ物に詳しかったり、掘り下げる部分によって、個人個人のカラーが出てくるのだと思います。

 もともと私はアンテナが低いタイプだったのですが、お客様とのやりとりに応えられないのが悔しくて、「すぐ調べる」ことを癖づけしようと、誰よりもスマホを使っている時間は長かったと思います。それはいまも変わらなくて、「就職してからもこんなに勉強する仕事だったんだ」と驚いています。

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はとバスの「バスガイド七つ道具」。ティッシュがはとバスのノベルティなのは「今日たまたま持っていただけです」とか(2019年10月15日、乗りものニュース編集部撮影)。

――入社15年目になったいまでも、教本は使われるんですか?

 はとバスガイド「七つ道具」のひとつですから、常に持ち歩いています。「七つ道具」はほかに「車内に掲示するネームプレート」「ハンカチ・ティッシュ」「ご案内の時に着用する手袋」「身だしなみ用の歯磨き」それから「靴磨き」「バス誘導用の笛」ですね。笛は、病院の近くなど使用できない場所がありますし、いまはバスに集音マイクがついていて、私たちが誘導する声も運転席へちゃんと届きますから、使うことは少なくなりました。

【写真】門外不出! 企業秘密のカタマリ「はとバスのガイド教本」

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