「バスガイド」の仕事を聞く 常に持ち歩く「七つ道具」 勤務内容&その魅力とは?

東京観光をはじめ、様々な旅をエスコートしてくれる「はとバス」。その「バスガイド」とはどんな仕事で、どんなところがやりがいなのでしょうか。人によって内容に色が出るともいうそのお仕事、「七つ道具」などについて話を聞きました。

お仕事は前日の準備から

――1日のお仕事の流れについて教えてください。

 まずは前日から、どのルートに乗るかを調べて情報の整理など、準備をします。出勤して、健康状態の連絡後、当日乗るバスの掃除と点検をします。車内が清潔に保たれているか、シートベルトが伸びるか、空調はきくか、向きは変わるかなど、細かくチェックしたのち、お客様をお迎えにあがります。

 ご案内中、お客様がお昼を取られる場合は私たちも休憩しますが、たとえばお客様の昼食時間が1時間ならば、お食事前後のご案内やそのあとの準備などがあるので、バスガイドは20分くらいですね。それから場所によりますが、たとえばお客様が自由に散策へ行かれる時などは、そこが私たちの休憩時間になります。

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黄色いバス、旗で知られるはとバス。1979年3月以降の購入車両はこの黄色(レモンイエロー)に統一されているという(2019年10月15日、乗りものニュース編集部撮影)。

 お客様をお送りし、忘れ物の確認をして、会社に戻ったら、車内のゴミを集め、窓を拭き、床を掃くなど、次の日にさっと点検するだけですむようにバスを整えます。そして、翌日の仕事を調べて帰宅し、また準備をする、という感じですね。

【写真】門外不出! 企業秘密のカタマリ「はとバスのガイド教本」

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