冬の寒冷地ドライブ 5つの要注意ポイント 積雪 凍結 低温対策 タイヤだけでは不十分?

軽油にも種類があるって知ってた?

 ディーゼルエンジン車の場合、燃料にも要注意です。

ディーゼルエンジンの燃料

 ディーゼルエンジンの燃料である軽油は、季節や地域により販売される種類が異なります。軽油はガソリンに比べ低温に弱く、等級によって使用可能な目安の温度が設定されており、たとえば関東以南で広く使われている「特1号」は、摂氏5度程度以上での使用が目安とされています。その「使用限界温度」を下回る寒さにさらされると、燃料タンク内やパイプ内で軽油が凍結し、エンジンが始動できなくなることもあり得ます。

 冬場にディーゼルエンジン車で寒冷地へ向かう場合には、目的地に到着できる程度の燃料量で出発し、現地でなるべく早く寒冷地に対応した軽油を給油する、といった形にすると安心でしょう。

※ ※ ※

 このほか、バッテリーは低温環境下だと電圧が下がる傾向にあり、またエンジンオイルも極端に寒いと固くなるという特性があります。特に寒い場所へ行くときは、気を付けたほうがよいでしょう。

【了】

【図】寒さに合わせて5種類ある軽油 どこが違う?

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。