首都高3号下りに「渋谷入口」誕生! 渋谷からC2行けます ただ月1回の閉鎖に注意

「月1回閉鎖」のワケ 狭さならではの事情

 今回の渋谷入口は、片側3車線ある六本木通りの1車線を転用する形で建設されました。首都高の本線と一般道に挟まれた極めて狭い立地条件のため、特殊な構造がとられており、利用の際には注意点も存在します。

 まず料金所の構造。1車線ぶんのスペースだけでは足りないため、料金所が掘割の下を通る首都高本線の上空に「張り出す」形で建設されています。そのうえで、ETC・現金兼用の「1レーン1ブース」料金所が設置されました。

 通常、料金所は2レーン以上が確保されますが、1レーン1ブースという最小単位の構造は、首都高では2例目。「ETCの普及もあって可能になった構造」(首都高速道路)だそうです。

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掘割の本線に料金所が張り出した構造(2019年12月10日、中島洋平撮影)。

 また、この下り渋谷入口は開通後、毎月1回、原則として第2日曜の夜間時間帯に通行止めとなります。ETC設備などの定期点検によるものですが、2レーン以上ある入口ならば1レーンずつ交互に行えるものの、ここは1レーン1ブースのため「入口通行止め」という形を取らざるを得ないのです。このため、料金所に埋め込まれる形で設置される軸重計(車両の重さを計る装置)なども、構成部品が少ないメンテナンス性のよいものを使用しているといいます。

【写真】都会のど真ん中にできた下り「渋谷入口」

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