潜水艦にプール!?「軍艦の意外なリフレッシュ設備」5選 長期航海中の士気低下を防げ!
長期航海は乗員にも負担をかけやすい
長期航海を目的とする艦は、乗員の息抜きやレクリエーションを目的とする部屋が設けられることが多いです。
市井のジムに匹敵 最新メカ完備のトレーニングルーム
2018年11月に日本へ寄港したカナダ海軍の補給艦「アストリクス」には、街中のスポーツクラブに比肩するほど充実した内容を誇るジム(トレーニングルーム)があり、さらに民間のインストラクターまで乗り込んでいました。
トレーニング機器を軍艦に積むことは特段珍しいものではなく、海上自衛隊の護衛艦などでも行われていますが、トレーニング室としてあてがわれるのは大概、倉庫や格納庫などです。あくまでも、空きスペースの一角にマットやベンチ、各種器具などを用意してトレーニングできるようにしているだけのことが多いです。またインストラクター常駐というのは、少なくとも筆者(柘植優介:乗りものライター)は聞いたことがありません。
南極観測船「しらせ」の理髪室
南極観測船の名称で知られる海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」は、航海や南極周辺での活動が長期にわたることもあり、艦内に理髪室が設けられています。かなり本格的な部屋で、高さ調節が可能な電動式のスタイリングチェアがあり、さらに鏡の下には引き出し式の洗髪台やシャワーもあります。また入り口のドア脇には3色の回転ポール、いわゆる「サインポール」が設置されているほどです。しかし、プロの理容師や美容師が乗艦するわけではないので、ハサミを握るのは手空きの乗組員です。
日本の艦には慰安所があります。