知られざる軍艦暮らし ネットや娯楽は? 数か月にもなる艦内生活、カナダ海軍の場合

航海が数か月にわたることもある軍艦での生活とは、どのようなものなのでしょうか。カナダ軍艦「カルガリー」と「アストリクス」にて、その一端をクルーに聞きました。

インターネットは使えるけれど…軍艦内のネット事情

 軍艦のなかでの生活がどのようなものか、なかなか想像がつかないものですが、それが外国の軍艦ともなれば、なおさらでしょう。神奈川県のアメリカ海軍横須賀基地にて2018年11月21日(水)、カナダ海軍のフリゲート「カルガリー」と補給艦「アストリクス」が報道陣に向け公開されましたが、そのなかで、知られざる軍艦での生活の様子を垣間見ることができました。

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軍艦での生活とは……。写真はカナダ海軍フリゲート「カルガリー」(2018年11月21日、乗りものニュース編集部撮影)。

 まず、昨今社会インフラのひとつといっても過言ではないネットワーク環境ですが、果たして軍艦内ではどうでしょうか。補給艦「アストリクス」のジェームズ・クラッセン少佐は、「艦内にはWi-Fiが完備されています。さらに、艦独自の衛星通信システムによって、洋上であってもインターネットは問題なく利用できます。ですので、Eメールももちろん使えますし、例えばCNNといった、いろいろなウェブサイトも見ることができます」と説明します。

 しかし、いくらインターネットが使えるからといって、それが無制限に使えるわけではないとのことです。

「YouTubeなどの動画サイトは、洋上では閲覧できないように制限をかけています。これは、動画サイトの通信量がそのほかのウェブサイトなどに比べて大きいからで、たとえば『カルガリー』には200名以上の乗員がいるわけですが、彼らが自由に動画サイトを閲覧すれば、艦の衛星通信がパンクしてしまいます。ですので、こうしたサイトは港に着いた時などに閲覧できるようになります。また、Twitterも利用できません。これは位置情報をツイートしてしまう可能性があるからです」(カナダ海軍 ジェームズ・クラッセン少佐)

 カナダ海軍のネット事情は、当然制限はあるものの、それでもなかなか快適だという印象を筆者(稲葉義泰:軍事ライター)は覚えました。いまやスマホが生活の一部となっているような現代人にとって、非常に喜ばしい環境といえるのではないでしょうか。

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