JALグループ新国際線LCC「ジップエア」機内初公開 LCCでもフルフラット席あり B787-8
ジップエア流の「LCCらしさ」とは?
日本の航空会社の国際線機材では一般的になりつつある機内モニターですが、ジップエアは座席だけではなく、客室の共用部にいたるまで、ほぼすべて取り払われています。またスタンダードシートの素材は、合成皮革を採用しているそうです。
これらの仕様は、飛行機の重量をより軽くするためとのこと。ジップエアによると、一般的なボーイング787型機より、座席数を増やしながらも約500kgの重量削減に成功したといいます。
また、共用部分には「和製国際線LCC」ならではの工夫も見られます。機内に7か所設置されている化粧室のうち3か所に、温水洗浄便座「ウォシュレット」を導入。ジップエアは「世界のLCCでも初なのではないか」としています。さらに、一部化粧室は壁が動かせるようになっており、多目的トイレとしても使用できる仕様です。
「客室のコンセプトは、長いフライトでも安心で快適に過ごせることです。デザイナーと私たちの努力の結晶で、自信を持って提供できるものとなりました。機内に入ると黒で統一され上質感があり、引き締まった印象だと思います。座席のバックの色はライトグレーにし、落ち着いたイメージに仕上がっています」(ジップエア 西田真吾社長)
ジップエアは、2020年5月14日に成田~バンコク(スワンナプーム)線でデビューし、ついで同年7月1日に成田~ソウル(仁川)線を開設する予定です。北米路線も視野に入れ、順次新たな路線の開設を目指すとしています。
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