「LCCの飛行機は古い」は間違い?日本のLCC 実は新しい機体ばかり それが合理的なワケ

安い値段で飛行機に乗れるLCC。実は新造機や機齢の低い飛行機を、特に日本では多く使っています。調達時は高くつきそうなものですが、なぜなのでしょうか。LCC2社に詳しく聞いたところ、理由はとても合理的なものでした。

なぜ機齢が低いうちに退役? 新造機ではない場合の調達方法とは……

――ピーチの1号機を機齢が低いうちに退役させた理由はなんでしょう?

 遅延や欠航によるコストなどを総合的に考えた場合、新しい機材を使う方が高い稼働率を保ちつつ、安定した運航ができるメリットがあります。この方がコストを抑えることもできると考えたのです。

――ピーチの1号機は、これからどうなるのでしょう?

 1号機は、ピーチで購入したものではなくリース機で、リース会社へ返却しています。返却後の足取りについては公表が難しいですが、一般的にエアバスA320型機は、中古機リースの需要も高く、小型貨物機の需要も増えているそうなので、ピーチで使っているものもこれから、様々な用途や場所で運航されるのではないかと思います。

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ピーチのエアバスA320型機(2019年12月、乗りものニュース編集部撮影)。

※ ※ ※

 なお、日本のLCCがすべて新造機を導入しているわけではありません。中古機の場合、調達元は様々ですが、フルサービスキャリアのグループ会社にあたるLCCでは、親会社から機体を調達するパターンも多いようです。

 2019年10月をもって同じANAグループのピーチと併合したLCC、バニラエアでは、元ANAのエアバスA320型機を一部使用していたほか、JALグループが立ち上げ、2020年5月にデビュー予定の国際線LCC「ZIPAIR(ジップエア)」の初号機である、ボーイング787-8型機は、元JALの機体です。

【了】

【画像】まるで新造機!? 元JAL の787使用の「ZIPAIR」の内装

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