国道1号「笹原山中バイパス」2月全線開通 箱根山の難所区間 急カーブ急勾配解消へ
「三島スカイウォーク」のすぐ近くです。
国土交通省中部地方整備局 沼津河川国道事務所は2020年1月21日(火)、箱根山を貫く国道1号「笹原山中バイパス」の笹原地区2.7km区間が2月22日(土)に開通すると発表しました。これにより同バイパスは2016年開通の山中地区と合わせ、4.3kmの全区間が完成します。
笹原山中バイパスは全区間が静岡県三島市に所在。国道1号のなかでも、箱根峠と三島のあいだの山岳区間を改良する事業です。バイパスに並行する現道は道幅が狭く片側1車線で、かつ急カーブ、急勾配が連続しています。幅員や曲線半径、縦断勾配のいずれも法令の許容範囲を超えているうえ、大型車の通行も多く、笹原地区においては重大事故率も国道1号の他区間と比べ4.3倍ほど高い状態でした。
沼津河川国道事務所はバイパスの開通により、線形の不良箇所が改善され、さらなる交通事故の削減を期待できるほか、登坂車線の整備で円滑な走行が確保されるとしています。また、年およそ2000万人の観光客が訪れる箱根エリアと、日本最長の人道つり橋「三島スカイウォーク」の開業(2015年)などで観光客数が増えている三島エリアが、安全な道路で結ばれ、両エリアのさらなる観光活性化なども期待されるそうです。
【了】
箱根側も早よ。
登坂車線じゃなくて追い越し車線にしないと、拡幅分が生きないよ。