外径14m リニア中央新幹線のトンネル掘削マシン完成 世界初の技術も採用 東京の地下へ

JR東海が、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事に使うシールドマシンを公開。リニア新幹線の車両をイメージした色に塗り分けられたマシンには、難工事を安全・確実に進められるよう、世界初の技術も取り入れられています。

シールドマシンに世界初の「サンライズビット工法」を採用

 今回の報道公開では、カッターヘッドの回転が実演されました。カッターヘッドは最速で1分15秒、通常は2分程度かけて1周します。シールドマシンは1日平均20m、1か月あたり約400m進むそうです。

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リニア中央新幹線のトンネル工事に使うシールドマシン(2020年1月29日、伊原 薫撮影)。

 ところで、今回公開されたシールドマシンには、世界初という技術が採用されています。ビットは多くがカッターヘッドに直接取り付けられていますが、一部は輪切りにしたトウモロコシの粒のようにいくつかが軸に取り付けられ、その部分が回転するようになっています。これが「サンライズビット工法」という世界初の仕組みで、削る対象が「地山」なのか「コンクリート」なのかによって、ビットを変えることができるのです。固さの違う対象にあわせて最適な形状のビットに変更することで、効率的な掘削が実現しました。

 さらに、ビットを交換するためには作業員がスポーク(カッターヘッド)の裏側に回り込み、手作業で行っていましたが、サンライズビット工法では遠隔操作で交換でき、より安全になっています。

 ちなみに、ビットは全部で4種類あり、ピンク色は地山を削るビット、赤色はコンクリートを削るビット、白色は削った土をかき出すためのビットと、それぞれ色分けされていました。また、黄緑色のビットには摩耗検知センサーが入っていて、ビットの寿命を管理できるようになっています。

【写真】トンネルを掘る巨大シールドマシン

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