外径14m リニア中央新幹線のトンネル掘削マシン完成 世界初の技術も採用 東京の地下へ

JR東海が、リニア中央新幹線のトンネル掘削工事に使うシールドマシンを公開。リニア新幹線の車両をイメージした色に塗り分けられたマシンには、難工事を安全・確実に進められるよう、世界初の技術も取り入れられています。

北品川非常口から東雪谷非常口を経て等々力非常口へ

 このシールドマシンは、これからいったん解体され、2019年12月に完成した立坑「北品川非常口」へ搬入されます。ここで再度組み立てられ、さまざまな準備が行われた後の2021年度初めごろにいよいよ発進。約4.7km先にある「東雪谷非常口」を経て、さらに約3.5km先の「等々力非常口」まで掘削することになっています。

 リニア新幹線の工事では、北品川工区を含む首都圏の5工区と、名古屋周辺の市街地地下でシールド工法を採用。各工区のシールドマシンもそれぞれ製造され、順次工事が始まる予定です。

 JR東海 中央新幹線建設部の吉岡直行担当部長は「2014年10月に国土交通大臣から工事実施計画の認可が下り、さまざまな準備を積み重ねてきました。最大約90mという大深度でのシールドトンネル工事や、そこに到達する立坑の建設など、当社だけでなく世界的にもあまり例のない工事であり、施工会社をはじめさまざまな方からアドバイスをもらってきました。決して簡単な工事ではありませんが、今まで以上に力を尽くし、安全・確実に工事を進めてまいります」と話しました。

【了】

リニア中央新幹線のトンネル工事に使うシールドマシン(2020年1月29日、伊原 薫撮影)。

【写真】トンネルを掘る巨大シールドマシン

Writer:

鉄道ライター。乗り鉄・撮り鉄のほか、鉄道旅で酒を楽しむ「飲み鉄」や列車を貸し切って遊ぶ「借り鉄」の普及に勤しむ。最近は、鉄道と地域の活性化アドバイザーとしても活動中。好きな発車メロディはJR北千住駅。

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