ANA機内&ラウンジで提供の日本酒が決定 洋食にあわせたものなど46銘柄

ANAが、2020年3月から機内およびラウンジで提供する日本酒の銘柄を決定しました。日本らしい「季節感」と、洋食にもマッチするような味わいのものなどが選ばれています。また、時代の流れも「日本酒×洋食」を後押ししているようです。

ANAの日本酒ラインラップは25都府県46銘柄

 ANA(全日空)が2020年2月10日(月)、機内および空港ラウンジで同年3月より提供する日本酒の銘柄を決定しました。毎年恒例となっているこの「ANA 日本酒セレクション」ですが、今回は319銘柄から書類審査と試飲審査で、25都府県の46銘柄を選んでいます。

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2020年「ANA日本酒セレクション」の様子(2020年2月10日、乗りものニュース編集部撮影)。

 ANAによると今回のラインナップは、夏には爽やかでフルーティーな味わいが特徴のもの、秋には幅広い温度帯で楽しめるもの、といった、季節感のある銘柄を選定したとしています。

 また今回は和食だけでなく、洋食に合わせたものも揃えているとのことです。選定のアドバイザーを務めた東京 汐留のホテル、コンラッド東京の北原康之さんは「日本酒の強みは食事へのアプローチの多様性です」とし、洋食と日本酒のとり合わせについて「昨今の洋食は健康志向などの背景で、バターやクリームを控えたメニューが多くなり、このことで以前より、洋食と日本酒との距離感が縮まった時代になってきていると思います」と話しました。

 また北原さんは、ANA運航便のフライト時間によって、長距離便であれば複数銘柄を楽しめるようフレッシュな味わいのもの、短距離はすぐにおいしいと思えるものをラインナップするなど、銘柄の使い分けもされているとしています。

 ANA CEマネジメント室商品企画部の原 雄三部長によると、今回の選定は専門家によるものだけではなく、ANAのスタッフも実際に酒蔵へ出向き選んだものも含まれているそうです。なお、これまで同社で人気があったという「農口尚彦研究所」「而今」「醸し人九平次」「黒龍」といった銘柄も、今回のラインナップに含まれています。

【了】

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