一部不通の日田彦山線 JR九州が新たな「BRT復旧案」提示 九州北部豪雨で被災

鉄道の釈迦岳トンネルをBRT専用道に

「JR九州が考える新たな復旧案」は、同社によると「継続的に維持できる、地域の生活の軸となる交通手段をネットワークとして確保する」という考え方に、「利便性の向上」「地域振興」を加えたもので、添田~日田間でバス車両を運行します。

 ルートは、添田~彦山間と筑前岩屋~日田間は集落を通る一般道経由とし使いやすさを重視。彦山~筑前岩屋間は、鉄道の釈迦岳トンネルをBRT専用道として活用し、速達性と定時性を重視します。

 駅(停留所)は、既存の路線バスや通学バス、福祉バスの停留所付近など、集落の徒歩圏内の身近な場所で検討。バリアフリー車両の導入を検討するとともに、駅など可能な場所では乗り場をかさ上げし、乗り降りの際の段差を減らします。

 ダイヤは日田駅までの直通運行とし、添田駅、夜明駅、日田駅での鉄道の接続を強化するとともに、バス、タクシーなどほかの交通機関との結節を強化します。

 今後についてJR九州の青柳社長は、鉄道復旧のために年間1億6000万円の収支改善が必要である理由について、引き続き説明に努めていくとしています。

 今回の新たな復旧案をブラッシュアップして次回会議で議論するとともに、3月末までに会議を開催し、復旧の方向性の合意を目指す予定です。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. よし!いいぞ
    東北じゃBRTで自動運転実験もやってるな
    バスの車体価格を考えれば、鉄道より圧倒的に維持費を抑えられる
    日本全国の赤字ローカル線をBRTに置き換えられるね

    • 公共交通空白地帯になるより何かしらの形で維持できるのならこれもアリかと思いますね