「加湿機能つき飛行機」増えているワケ ボーイング787とエアバスA350 なぜ可能に?

飛行機の客室は湿度が低いことが長年の課題で、これにはやむを得ない理由がありました。ところが近年製造された一部モデルには、この課題の改善が見られます。その「加湿器」に相当する機能、どこでどのように稼働しているのでしょうか。

湿度を上げられた理由とは メカニズムをパイロットに聞いた

 これらのモデルで加湿機能を備えることができたのは、胴体の素材が変わったからです。これまでの飛行機の胴体はおもに、超々ジュラルミンなどの錆びやすい金属でできていたのに対し、先述のふたつのモデルでは、錆びづらい複合素材(カーボン素材)が使われているため、これまでより客室湿度を上げることができるといいます。

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ANAのボーイング787型機。ANAはこのモデルのローンチカスタマー(2020年1月、乗りものニュース編集部撮影)。

 ではこれらの飛行機の客室で採用されている「加湿器」はどこに備わり、どういった方法で客室に湿度が供されているのでしょうか。

 とある航空会社のボーイング787型機パイロットによると、「加湿器」に相当するシステムは、空調を作る「エアコンパック」のなかに組み込まれているそうです。そのため一般の利用者が、その姿を見ることはできないと話します。

 また、787型機で採用されている加湿機能のメカニズムは、おもに客室内の空気中の水分を利用したものだと話します。これを浄化したのち、客室へ送りこむエアコンの空気に混ぜ、湿度を上げているそうです。

【了】

【写真】湿度改善だけでなく 明るいLED照明も投入のA350&B787の客室

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