巨大機ボーイング747「ドリームリフター」 普通の「ジャンボ」や787と操縦どう違う?

ボーイング747ベースの貨物機「ドリームリフター」は、そのユニークな外見で知られますが、操縦の要領などもやはり787などとは大きく異なるのでしょうか。一般人でも乗り比べできるシミュレーターの運営スタッフに話を聞きました。

「ドリームリフター」とB787、B747… それぞれどう違う?

――エンジン以外にこれらふたつの機種の差はありますか?

「ドリームリフター」は747-400をベースとしているだけあって、コックピットも少々レトロです。画面が小さくてレバーやノブなどの数が非常に多いです。一方787は自動化が進んでいる飛行機なので、人の手でコントロールする部分が減り、よってレバーやノブも少なめです。またコックピット内に大きな画面がセットされ、そういった意味では操縦しやすい飛行機になっていると思います。

――「ドリームリフター」は、シミュレーターではどのような感覚の飛行機なのでしょうか?

 見た目が大きく迫力のある飛行機なので、操縦もダイナミックなものと考えて体験にいらっしゃるお客様も多いのですが、実はとても繊細な飛行機です。操縦桿を少し動かすだけでシビアに反応するので、優しく細かく動かしてあげる必要があります。しかし、コツをつかむととても安定性が高い飛行機といえるでしょう。

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「フライト オブ ドリームズ」にて。ボーイング747-400LCF「ドリームリフター」のフライトシミュレーター(2020年2月、乗りものニュース編集部撮影)。

――「ドリームリフター」と通常のボーイング747-400型機、操縦性能に大きな差はあるのでしょうか?

 基本的な操縦については、747-400とほぼ同じです。ただ、「ドリームリフター」の方は側面積が大きいので、横風の影響を受けやすく、そのときのコントロール方法に差があります。また、離陸時に機首を引き上げるスピード(ローテーション速度)も異なります。搭載する荷物や風など条件による差はありますが、満載の場合一般的に「ドリームリフター」の方が、10ノットから15ノット程度(19km/hから28km/h程度)、機首を引き上げるまでに多くの加速が必要です。

※ ※ ※

 なお「ドリームリフター」はボーイングが保有していますが、運航はアメリカの貨物専用航空会社、アトラス航空が行っています。

 ちなみにボーイングによると「ドリームリフター」はもともと旅客型だった747-400を改造したもので、エンジンや操縦系統はほぼ同じものを使っているそうです。

【了】

「フライト オブ ドリームズ」に設置されている、ボーイング787のフライトシミュレーター(2019年10月、乗りものニュース編集部撮影)。

【写真】「ドリームリフター」と大違いな「ボーイング787」のコックピット

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  1. ジャンボが降り立つ所はどこでも夢の国

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