教習したけど忘れがちな運転行為5選 踏切窓開け ポンピングブレーキ… 必要性は?

自動車教習所では習うものの、あまり実践されていない運転行為がいくつか見られます。しかしなかには、現在の感覚に照らすと、教習内容のほうに疑問符がつくケースも。なぜそう教えられるのでしょうか。

ポンピングブレーキは必要?

 教習の意味合いや、教える内容が、昔と若干異なっているケースもあります。

ポンピングブレーキ

 走行中に停止する際、ブレーキペダルを数回にわけて踏む方法は「ポンピングブレーキ」「断続ブレーキ」などと呼ばれます。前出の「交通の方法に関する教則」では、「最初はペダルを軽く踏み込み、それから必要な強さまで徐々に踏み込んでいく」とされ、ブレーキを数回に分けて使う旨が記載されています。

 また教則には、「この方法は、道路が滑りやすい状態のときには、とりわけ効果的」とも書かれています。これは、ABS(アンチロックブレーキシステム)がなかった時代、ブレーキを踏み込んでタイヤがロックし、滑ってしまうことを想定したものです。しかし現在はほとんどのクルマに搭載されているABSが、ポンピングブレーキと同様の動作をしてくれます。ABSが付いたクルマの場合、こうした場面ではむしろ「一気に強く踏み込み、そのまま踏み込み続けることが必要です」と教則でも書かれています。

 ポンピングブレーキを現在も教習所で教えているのには、別の側面があります。東京都葛飾区の平和橋自動車教習所によると、「ブレーキランプを複数回点灯させ、後続車に停止をアピールするうえで重要」とのこと。こうすることで、早め早めのブレーキを後続車にうながす目的があるそうです。

左折時の幅寄せ

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車道の左側端に自転車ナビマークや自転車レーンが設置されていても、クルマが左折する際は、それに乗り入れて左へ幅寄せする(2017年6月、乗りものニュース編集部撮影)。

 交差点などで左折する際には、その手前から合図を出し、クルマを左に幅寄せすることは道路交通法でも規定されています。後方からバイクや自転車が進入してくることによる巻き込み事故を防止するためですが、「縁石などにぶつかるリスクもあるため、免許取得後は幅寄せしなくなる人が見られますね」(平和橋自動車教習所)とのこと。

 左折と同様、「右折時に道路の右側へ幅寄せすることも、同様に忘れられがち」と平和橋自動車教習所は指摘します。狭い道路でこれをしていないがために、直進する後続車が通れないケースもよく見られるそうです。

8割のドライバーが忘れている? 横断歩道におけるクルマの「一時停止率」

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