「路線バス本数かなり多い区間」東日本3選 多すぎて時刻表に書けない? 続々連節バス

1時間で片道100本超 時刻表もスゴイ川崎のバス停

 多くのバス路線がそこを経由するために運行本数が多い、という場所は全国にありますが、それが1日数千本に及ぶ区間もあります。

川崎駅前~さいか屋前(川崎市川崎区)

 川崎駅東口の川崎駅前バス停と、次の「さいか屋前」バス停のあいだは、川崎鶴見臨港バスの13もの系統が集まるため、通過するバスの本数は平日朝7時台だけで片道100本以上、1日あたりでは往復で2000本を超えます。特に川崎駅前行きのさいか屋前バス停は、時刻表がびっしりと数字で埋め尽くされ、もはや何かの暗号を読んでいるかのようです。

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さいか屋前バス停、川崎駅前行きの時刻表(2020年1月、乗りものニュース編集部撮影)。

 川崎駅の東側へ向かうバスは、工業地帯の通勤輸送を担っており、勤務時間も工場のシフトなどによってまちまちなためでしょう、朝だけでなく昼間も多く運行されているのが特徴です。

 川崎駅前を発車後、さいか屋前バス停がある「新川通り」ではなく、その北側の「市役所通り」を通行する系統もありますが、さらに北側で京急大師線が並行していることもあり、市役所通りは新川通りほどバスが多くありません。京急大師線と、南のJR南武線(浜川崎支線)のあいだの鉄道空白地帯へ向かうバスが、川崎駅前からさいか屋前のあいだに集中しているのです。

 多くのバスが通るさいか屋前バス停ですが、川崎駅までは400mほどで、目の前に見えているため乗降は多くありません。なお、バス停名にもなっている百貨店「さいか屋川崎店」は、2015(平成27)年に閉店しています。現在は跡地に新しい商業施設がオープンしていますが、名称の変更には負担が必要なこともあり、バス停は現在も「さいか屋」の名前を冠したまま、多くのバスを迎え続けています。

【写真】バスが多すぎて書けない? だいぶ省略された時刻表

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コメント

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5件のコメント

  1. 1路線として、一日に最も多くの本数が走る路線ってどこなんでしょうね?
    近所の路線はかつて日本全国の中で最も多く走行してる路線だったらしいですが...。

  2. 昔、東武バスの大宮~上尾間の時刻表が
    「7~10分間隔」って出ていたなぁ。
    単に書くのがめんどくさかったのか?(笑)
    今は時刻表もプリントアウトされる時代、
    実用性はともかくスペースが許す限り全便表示するところが多くなりましたね。

    • ○~○分間隔での表示ではシステムからの出力時に特別処理が必要なので、
      難しいことをせずにそのまま全便表記するんでしょうね。

      つまり、今と昔で「めんどうくさい」が逆になってる

  3. 1時間に約100本の「平塚駅北口」も単独駅としては中々だと思います。
    四ツ角→平塚駅北口が7時台68本、8時台75本、
    銀座通り→平塚駅北口が7時台30本、8時台23本。
    両路線は合流するので、7時台と8時台が共に98本/hとなっています。

  4. ww