新型コロナ影響 海外で「航跡でメッセージを描く」がトレンド化? 3月後半で4件発生

空に描かれたメッセージは「イラスト」もあった

 チェコでは現地時間3月25日、国が保有する15席クラス双発ターボプロップ機、ビーチクラフト キングエアB300型機が、オストラヴァ空港に着陸するさなか、約4700フィート(約1432m)から降下しつつ、換気扇のような航跡を描きました。なお、チェコでは3月12日から非常事態宣言が出され、渡航や店舗の営業を制限しています。

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チェコのキングエアB300型機が描いた航跡。「換気扇」のようにも見える(画像:Flightlador24)。

 チェコとほぼ同時期の3月11日に非常事態を宣言したハンガリーでは、現地時間3月27日、個人所有機が飛行ルートで「プラス」と「グッドサイン」を、およそ3000フィート上空に約2時間かけ描いています。この「プラス」は病院のマーク、「グッドサイン」は「よくやった」といった意味で、先出の「フライトレーダー24」は、新型コロナウィルスに対処する医療関係者の貢献を称えるものとしています。

 なお「フライトレーダー24」によると、2020年4月に入っても、このような飛行ルートでメッセージを描く行為は見られるそうで、ポーランドで現地時間4月4日(土)、個人所有機が同国の母国語で「家に留まれ」のメッセージを描いたとのことです。

【了】

【地図】まるで職人芸 飛行ルートで描かれた絵とイラスト

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