「機内での飲酒は酔いやすい」説は本当なのか CAが講じる乗客の「飲みすぎ」防止策は
健康リスクもある「機内での飲みすぎ」ANAのCAの対策は
ANAによると、CAは乗客それぞれの飲酒量をおおむね把握しており、ほかのサービスを提供しながらも、度を過ぎて摂取しないようコントロールをしているそうです。また、利用者に「機内は酔いやすい」という声かけも、場合によっては行っているといいます。
そして、アルコール類を頼むとおつまみ類が出てくるのは、もちろん「おもてなし」の意味合いもあるものの、「空腹状態でお酒を飲まないよう」という配慮からでもあるそうです。このほか度数の強いウィスキーなどを提供する際に必ずチェイサーを一緒に出す、お酒を頼まれた際には積極的にお水を一緒に出すといった対応を行っているとしています。
また、機内という特殊な環境における度を過ぎたアルコール摂取は、最悪のケースとして旅行者血栓症、いわゆる「エコノミークラス症候群」を発生させる要因にもなりうるので注意が必要です。これは、長時間同じ体制をとることで血流が悪化し、血管の中に血のかたまりができ、それが立ち上がったときなどに血流にのって肺の血管に詰まるというものです。
ANAによると、機内の環境は地上と比べて湿度が低いことが多いなか、利尿作用があるアルコール類を飲むと、脱水症状や血液粘度を上昇させる可能性が高くなるといいます。このことで、通常よりエコノミークラス症候群のリスクが高くなることもありうるので、利用者には量を控えめにする、あるいはお酒と同量以上の水を飲むよう心がけるよう呼び掛けています。
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海抜3500mを超えるところに滞在したことが何度かありますが、一升酒を飲む先輩は湯飲み一杯の酒でグダグダになってましたし、ビールをビン1本くらい飲める私はコップ一杯のビールを飲んでトイレに行ってめまいを起こしていました。山や飛行機などの気圧の低いところでの飲酒は特に気をつけましょう!!!