高速バスの空気は5分で入れ替わる 三菱ふそうが換気機能周知 「外気導入固定」推奨

路線バスは窓開けが有効だそうです。

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三菱ふそうの大型観光バス「エアロ・クイーン」(2019年2月、中島洋平撮影)。

 三菱ふそうトラック・バスは2020年5月19日(火)、「観光バスの新型コロナウィルス新生活様式対応への機能周知について」と題したバスの換気性能についての資料を公表しました。新型コロナウイルスの対策を踏まえた新生活様式のひとつとして、観光バスや高速路線バスの運行時に、車内の換気を推し進める「外気導入固定運転」を推奨するとしています。

 一般的な高速バスに使われる大型観光バスは、車内換気方法として車両後方の強制排気(強制的換気)と自然換気を設定しており、「自動運転モード」では、室内循環と外気導入を自動切り換えして快適な室内環境を提供しているといいます。今回提案する「外気導入固定運転」により、車内の空気は約5分で入れ替えが可能だそうです。

 路線バスにおいては、エアコンに外気導入モードがないものの、乗降時のドア開閉で換気できることもあり、各バス事業者がすでに実施している側窓の一部開放により、さらなる換気性能アップが見込まれるそうです。

【了】

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