高速道路の交通量戻った? 緊急事態全解除後の状況 「休日割なし」は再延長せず

収入減「夏の巻き返し」は期待薄のようです。

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高速道路のイメージ(画像:写真AC)。

 NEXCO東日本は2020年6月9日(火)、小畠 徹社長の定例会見および2019年度決算会見を開催し、政府の緊急事態宣言解除後における交通量の速報値を発表しました。

 東京都を含む全国で緊急事態宣言が解除された翌日の5月26日(火)から、6月4日(木)までの10日間における同社管内の高速道路交通量は、対前年同期比で27%減(全車)、小型車では33%、大型車は14%の減少でした。

 緊急事態宣言発令中の5月1日(金)から25日(月)までのあいだは、前年同期比で51%減(全車)、小型車では60%減、大型車は23%減だったので、それぞれ24ポイント、27ポイント、9ポイントの上昇となっています。

 5月1日(金)から25日(月)までのSA・PAにおける飲食・物販の売上高は、テナントに営業自粛が呼び掛けられたこともあり、前年対比で75%減と大きく落ち込みましたが、5月26日(火)から6月3日(水)の9日間では、前年対比で54%減という水準まで持ち直しています。各テナントの営業状況も、段階的に通常へ戻りつつあるそうです。

 なお、高速道路各社は政府の要請を受け、6月14日(日)まで、休日における地方部の高速道路料金が3割引になる休日割引の適用を取りやめています。これについては、再延長はないとのことです。

 5月の営業収益が大きく減少したこと、そして今後について小畠社長は、「この影響が(夏の観光シーズンにあたる)7月、8月に戻るとは思っていません。6月以降も厳しい数値は続くでしょう」との見解を示しました。

【了】
※一部修正しました(6月10日14時20分)。

【表】NEXCO東日本管内 新型コロナウイルスの影響

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コメント

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2件のコメント

  1. 020年6月9日(水)?
    火曜日です

    • ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。