東海汽船3代目「さるびあ丸」船内見てきた! 和室もプライバシー配慮 最新の貨客船

伊豆諸島そして小笠原まで「繋ぐ」 しかし新型コロナで…

 白い船の側面には、「東京アイランドブルー」と呼ばれる藍色による波の紋様が描かれています。「東京オリンピック・パラリンピック」のエンブレムをデザインした美術家の野老(ところ)朝雄さんによるもので、この船体を1周する紋様は200mを超えるとのこと。遠景や至近距離など、見る場面場面で印象が大きく異なってくるそうです。

「東京湾の入口、陸地が狭まってくる浦賀水道の通過時、様々な種類の船と併走したり、すれ違ったりしますが、その時々の緊張感、船の独自性や存在感を強く意識しながら描きました」(野老朝雄さん)

 東海汽船の山崎潤一(「崎」は異体字)社長によると、船のコンセプトは「繋ぐ」。伊豆の島々と本土、人と人、そして過去と未来を繋ぐという思いがあるそうです。ちなみに、伊豆諸島だけでなく、東京から1000km離れた小笠原諸島まで航行が可能で、小笠原行き貨客船「おがさわら丸」がドック入りする際には、代船の役割を果たします。

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左から東海汽船の山崎社長、野老さん、小池百合子都知事(2020年6月18日、中島洋平撮影)。

 3代目「さるびあ丸」は、おもに東京~大島・神津島航路や、毎年夏に行われてきた「東京湾納涼船」での使用を想定しています。就航日の6月25日(木)には、東京~八丈島航路で特別運航される2代目「さるびあ丸」と同時出航する予定です。

 しかし、新型コロナウイルスの影響で2020年の「東京湾納涼船」は中止が決まっているほか、当面はソーシャルディスタンスを確保する対策として、販売席数を70%程度に絞るとのこと。

 観光客の受け入れ態勢も島ごとに異なり、6月のあいだ来島の自粛を呼び掛けている島もあるそうです。それ以後も、島を訪れる際には最新状況を確認すべきでしょう。なお東海汽船は、夏の繁忙期の販売見込みについて、前年比で40%程度と予測しているといいます。

【了】

【写真ギャラリー】船内の様子 操舵室からデッキ、客室まで!

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