バスのミラーはいくつある? 車外・車内に大小さまざま 「ミラーのミラー」も
乗用車と比べてはるかに大きい車体を安全に走らせ、さらに、車内の乗客の動きもしっかり確認しなければならないバス、それを支えるのが車内外のミラー類です。いったい、いくつあるのでしょうか。
バスの車外ミラーは標準で3つ しかし…
バスの車内外に取り付けられたミラー類、いくつあるのでしょうか。
いすゞによると、一般的な大型路線バス「エルガ」の場合、車外のミラー類は標準で3つ。右側バックミラー、左側バックミラー、そして車体の左前方下を映す左側アンダーミラーだそうです。このほかオプションとして、右側アンダーミラー、車体左側面を広く映すサイドアンダーミラーのほか、方向幕確認ミラーを追加する事業者もあるといいます。
東京の中央線沿線を中心に路線バスを運行する関東バスの場合、標準の3つに、オプションの右側アンダーミラーと、左側のサイドアンダーミラーを加えた5つを取り付けているとのこと。東京では、関東バス以外でもこの5つを取り付けたバスが広く見られます。
では、車内はどうでしょうか。
いすゞ「エルガ」の場合、標準仕様のミラーは4つです。車内前方中央に取り付けるバックミラーのほか、前扉と中扉付近上部のミラー、さらに前扉のステップを映すミラーがあります。このうち中扉上部のミラーは、車両前部のミラーにそれが映り、合わせ鏡の形で運転席から確認するものだとか。
このほかいすゞは、バス事業者のニーズに対応すべく各ミラーの取り付け位置や鏡面の曲率などで、数十種類のオプションを用意しているといいます。
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