トイレまで快適性アップ 日本もなじみ深い「ボーイング787」 ロールアウトから13年

ロールアウト後 そして2020年も活躍の場を広げる787

 ボーイング787はロールアウトしたのち、地上での試験などを経て2009(平成21)年12月に初飛行。ローンチカスタマーであるANAに初納入されたのは2011(平成23)年9月です。

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ANAのボーイング787-8型機(2020年、乗りものニュース編集部撮影)。

 787はシリーズ化されており、先述のロールアウトを迎えた標準型の787-8型機のほか、より胴体の長い787-9型機、そしてそれよりもさらに胴体を伸ばした787-10型機の3タイプがラインナップされています。

 ちなみに787の初号機「ZA001」は、2015(平成27)年に中部空港に寄贈され、2018(平成30)年にオープンした同空港の複合商業施設「FLIGHT OF DREAMS」のトレードマークに。787シリーズの部品の多くが日本の中部地域で造られていることから、その貢献に敬意を示したものとしています。

 なお、787はANAだけでなくJAL(日本航空)も導入しています。国際線仕様機に続き、2019年には国内線仕様機もデビューしています。2020年には同モデルで、JAL系LCC(格安航空会社)の「ZIPAIR Tokyo」が新型コロナの影響で貨物便として運航を始めている(旅客便運航開始は未定)ほか、JALとANAが共同で運航した東京オリンピックの「聖火輸送機」も担当しました。

【了】

【写真】787に搭載された おもてなし「温水洗浄便座」

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