ANA機「職人ワザ」集団の機内清掃部隊 「新型コロナ」とどう対峙? 乗客降機後の格闘

新型コロナで大きく変わったもののひとつが飛行機の機内清掃です。普段の清掃フタッフの業務はどのようなものなのでしょうか。また、新型コロナで加わった作業による影響も。ANAと現場スタッフ、それぞれに変化や工夫を聞きました。

新型コロナで飛行機の機内清掃 どう変わった?

 ANAグループによると、新型コロナの影響で機内清掃の時間は、これまでより1機あたり20分程度増加しているといいます。

 また、ANAエアポートサービスの中嶋貢義さんによると、飛行機の客室は壁と座席のあいだにわずかな隙間があるなど、ロボット清掃では対応しづらい空間であることから「人の手」での作業が必要不可欠とも。時間内に効率よく、かつ丁寧に終了させることが求められる、とその現状を話します。

 なお機内清掃における役割分担として、ANAエアポートサービスは清掃手順の変更点や人員配置などを管理する業務にあたり、実際の作業は先述の東京オペレーションパートナーズなどが行います。ANAエアポートサービスの中嶋さんは、人員を配置する際は効率良く作業が進められるよう作業エリアを割り振るなどしているといいます。

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左が東京オペレーションパートナーズのファム ティーさん。右がANAエアポートサービスの中嶋貢義さん(画像:ANA)。

 一方、実際に清掃作業を行うファム ティーさんは、新型コロナ後の作業や心境の変化について、「意識していることは普段と変わらない」としながらも「作業量が増えた分、よりスタッフ間のコミュニケーションを大切に作業しています。お客様に安心してご搭乗いただけるよう一席一席をしっかり消毒しています。快適なフライトを提供できるようにこれからもがんばります」と話します。

 なお中嶋さんは「新型コロナで過去にないほど、機内清掃業務に注目いただいている」とし、「再びお客様にANAをご利用いただくためにも、私たちの業務を通してお客様に安全、安心を感じてもらえるよう消毒含め機内品質の向上に努めます」としています。

 このほかANAでは、2020年6月から「ANA Care Promise」の名のもと、空港や機内での衛生対策について新たな方針を打ち出しています。機内消毒はその一環で、そのほか空港から機内までの場面それぞれで、利用者の不安を払拭すべく様々な取り組みが行われています。

【了】

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