「終戦直前の時刻表」復刻 戦火激しく列車は紙1枚分『JTB時刻表』2020年8月号付録に
たった1枚ですが、全国の主要路線が載っています。
JTBパブリッシングから、終戦直前の時刻表復刻版が特別付録として付いた『JTB時刻表』2020年8月号が発売されます。
戦火が激しくなり月刊での時刻表発行が難しくなった戦争末期、特急列車の全廃や急行列車の削減、列車の速度低下、1等車・食堂車・寝台車の廃止など、旅客輸送を縮小する措置が次々ととられました。
そして時刻表も、1945(昭和20)年7月1日発行号はついに“たった1枚”に。しかしJTBパブリッシングは、「たった1枚ではありますが、全国の主要な路線が掲載されているほか、東北本線の始発列車が上野発5時10分であるなど、現在のダイヤの原型をみることができる興味深い時刻表」といいます。
巻頭カラーページは「鉄道への思いとエール」と題し、各界の著名人で鉄道ファンでもある11人の、鉄道への「思い」とこれからの鉄道界への「エール」が掲載されています。
B5判、定価1095円(税抜)。発売は7月20日(月)です。
なお、7月29日(水)には、青函トンネルと瀬戸大橋が開通したときの時刻を当時のまま収録した『時刻表完全復刻版1988年3月号』(B5判、税抜1800円)も発売される予定です。
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