「密」と無縁で食べられる乗れる旅 JALの「リモートトリップ」先端技術駆使で隠岐へ

新型コロナの影響で旅行が以前より難しくなっているなか、JALが新たな旅の取り組みをスタート。ライブ配信を用いてフライト、そして隠岐島をバーチャル体験しつつ、事前に送付された地域のグルメを味わおうというものです。

搭乗券や「スカイタイム」も事前送付

 JAL(日本航空)が2020年7月18日(土)、リモートトリップを提供している島ファクトリー(島根県隠岐郡)と協業し「おうちで Try on Trips」を実施。羽田~隠岐島の旅行を想定し、デジタルコンテンツのライブ配信と、地域の特産品をはじめとするリアル商品を組み合わせ、ひとつの旅行体験として提供できるものといいます。

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「おうちで Try on Trips」のライブ配信に参加するパイロットの様子(画像:JAL)。

 利用者の手元には、JAL搭乗券や旅のしおり、隠岐島の海士町(あまちょう)のマップなどのほか、7月に漁が解禁されたばかりの同町産サザエなどの特産品、JALの機内で飲める「スカイタイム」などが事前に届きます。それを手元に用意したうえ、ビデオ会議に参加することで、バーチャル旅行を実施します。

 今回はフライト体験もありました。JALによるとJALイノベーションラボ(東京都品川区)からパイロット、CA(客室乗務員)がデジタルフライトに参加。背景映像やラボ内の機内原寸大模型などを使用し、利用者が実際に搭乗しているような演出をしたといいます。

 約30分の「フライト」ののち、島ファクトリーの担当者が参加者を出迎え、海士町の紹介をライブ配信。パソコンなどの端末を通じてバーチャル観光をしたのち、参加者に事前送付されたサザエをカンカンで焼く「カンカン焼き」を行っています。

 JALは新型コロナ拡大防止のため外出機会が減少するなか、自宅で気軽に旅の楽しさ、素晴らしさを味わってほしいとこのような企画を実施。今回がトライアルの第1弾にあたり、30組が参加したとのことです。

【了】

【写真】JAL機バーチャル搭乗体験 利用者側からどう見える?

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